大学概要学長メッセージ

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福井県のすべてがキャンパス

 福井県は、かつての越前国と若狭国から成る。壮大な歴史と文化、豊かな自然、高度な技術力抜群の県である。「フクイサウルス」に1億年の、また「年縞」に7万年の地球史を見ることができる。また、「鳥浜貝塚」は、日本海側最大の縄文遺跡。旬(しゅん)を味わう食生活は縄文人のもの、そして若狭は「御食国(みけつくに)」と「鯖街道(さばかいどう)」の食文化、「式内社群」や「古寺院群」、「宗教都市・白山平泉寺」に古代精神と文化を知る。「永平寺」や「一乗谷朝倉氏遺跡」には、中世の戦国文化。「北前船船主館」には近世の交易文化。ハイレベルの「越前和紙」や「越前打刃物」に伝統技芸を学ぶ。「鯖江のメガネ」や世界的ブランドを実質的に支える繊維工業の「超高度技術群」など近現代の福井高度技術文化は、地味ながら世界を席捲している。

 ともあれ、地球的レベルとか、国土的レベルでも、モノからココロまで、メカニカルからスピリチュアルへ、生産技術から生活文化にいたるまで、そのすべてを体感し体験し、学習し研究するのに最もふさわしい「学びと体験のフィールド」が、福井県土と福井県人だと私は確信します。

 本学は、人類社会に不可欠の経済学部、生物資源学部、海洋生物資源学部、看護福祉学部の4学部、学部を越えた、多様な講義を提供する学術教養センター、大学院3研究科7専攻と、地域に根ざした研究を行う地域経済研究所、恐竜研究所の2機関からなる公立総合大学です。教員1名が学生10名を、支援するという大変手厚い教授陣と高質な講義演習実験、日々新聞紙上をにぎわす県大からの研究成果にみられる高水準の教育研究体制を整え諸君を迎えます。また、福井・小浜の2キャンパスで44ヘクタールに及ぶ、アメニティいっぱいのおしゃれで緑豊かな環境、全部で73に及ぶ活発で文武両道のクラブ・サークル、ワールドカフェなど、皆さんが青春を託すに足るキャンパスライフをお約束できます。

 本学の学生数は、約1,800名。県内外出身者数は半々です。私は諸君におすすめしたい。もっとも感受性に富む大学時代を、歴史的自然的社会的に最も豊かな福井県で学ぶことを。福井県域のすべてがキャンパスであり、福井のすべて、それは、先生方はもとより、県民も企業も行政も、また環境までもがすべて、やさしく諸君と良い時間を交歓してくれる人生のすばらしいサポーターです。

 本学の教育理念は、「魅力ある大学」、「個性ある大学」、「開かれた大学」の3つです。福井県民の皆様はきっと、諸君らのふくいライフを応援してくださるでしょう。私は、福井県立大学は地域をリードする、そして、県民の皆様の「オープン・ユニバーシティ」であるべきだと考えています。

 学生諸君には、専門性を学び究めることはもとより、より豊かな人間性と社会性を身につけ、県大を巣立って欲しいと願っています。

【プロフィール】
進士 五十八(しんじ いそや)
 京都に生まれ、小学校時代、自然豊かな福井を原風景として美への感性を育み、長じて、ランドスケープ・アーキテクト(造園家)として緑のまちづくり、環境学者として活躍。
 これまでに、日本学術会議会員(環境学委員長)、日本都市計画学会長、日本造園学会長、日本野外教育学会長、東京農業大学長、2013年福井県里山里海湖研究所長、2014年福井県立大学客員教授を歴任し、2016年福井県立大学長に就任。
 日本農学賞、読売農学賞、日本造園学会賞、同特別賞、同上原敬二賞、日本生活学会今和次郎賞、内閣みどりの学術賞など受賞。Golden Fortune表彰、紫綬褒章受章。
 著書に、『緑のまちづくり学』、『アメニティ・デザイン』、『風景デザイン』(学芸出版社)、『グリーン・エコライフ』(小学館)、『日比谷公園』(鹿島出版会)、『日本の庭園』(中公新書)ほか 多数。

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