学部・大学院生物資源学部 - 卒業生の生き方に学ぶ

農業女子のパイオニアが福井の農業をリードする!

土田農園 土田 未来子 (2005年 生物資源学部卒)
カメハメハ大農場の農家カフェ 藤井 和代 (1986年 福井県立短期大学卒)

一見、地味でも毎日が充実。野菜からつながる出合いと縁

「どんな味がするの?」と思わずにはいられないカラフルな野菜。栽培するご主人を手伝うのが土田農園の土田さんです。
「中学の頃から農業に興味津々。生物資源学部なら農業から多分野にもつながると考え、県立大学を選びました。在学中は植物研究のフィールドワークの他にファームステイも経験して、作る以外にも販売や説明、食育などの教育という仕事もあることを知りました。特に直売店での販売は楽しくて、自分は"農業+販売"を伝えたいんだと再認識できました」
現在、カラフル野菜栽培以外に、農園の日々の情報や野菜を使った料理などの情報発信にも力を入れています。
「やりたい農業は、作ったモノ(野菜)を伝え、多くの人やコト、モノにつなげていくこと。地道な作業ですが楽しみもあります。コツコツと積み重ねていく地道な作業の大切さは、在学中のフィールドワークや研究調査で習得しました」
農業といえば、本学が開発したカニ殻使用の植物活性剤【植物剛健】(下記)です。これをトマトの育苗に使用しているのが、あわら市のカメハメハ大農場の藤井さんです。
「育った大玉トマトは病虫害にも強くて味も良く、多くの方から好評です」
藤井さんは本学の前身、福井県立短期大学の卒業生とあって、本学を身近な存在ととらえています。
「身近だからこそ、一緒にできることがあるはず。たとえば、長期的持続可能な農業を考える時、経済は不可欠です。経済学部とのコラボで福井の農業はもっと充実すると思います」
土田さんと藤井さんは『ふくい農業女子会 ふくふく会』の一員。同会は県内の女性農業者の会で、2015年設立。福井の食と農を元気にするため、マルシェや食育料理教室などで活動中です。二人の情熱は、県内農業を大きく飛躍させていくはずです。

植物活性剤【植物剛健】
本学生物資源学部の木元 教授と加藤准教授らによる研究グループが、廃棄物であるカニ殻を有効利用しようと研究。カニ殻から抽出されるキチン・キトサンに注目し、2014年に商品化した。キチン・キトサンのオリゴ糖は植物の発根を促進し、生長促進効果も期待されている。

土田未来子(つちだ みきこ)さん
1982年生まれ、愛知県出身。2005年生物資源学部卒業。在学中に同じく生物資源学部生だったご主人(土田弥嗣さん・福井県出身)と出会い、交際を経て結婚。弥嗣さんは農家の4代目として農業に従事。年間100種類以上の野菜を扱い、世界のナスやカラフル人参、大根などの野菜も栽培・販売している。「同級生には県外出身者が多く、現在でも仕事を通じて交流がある仲間もいます」(弥嗣さん)。
藤井和代(ふじい かずよ)さん
1965年生まれ、福井県出身。福井県立短期大学地域看護学専攻科卒業。保健師として勤務後、青年海外協力隊としてタンザニアで栄養改善活動に従事。帰国後、同隊で野菜指導に従事したご主人と結婚。農業を手伝い、子育てをしながら臓器移植コーディネーターとして10年間活躍。2009年に脱サラ起業。移動販売車で栽培作物(メロン・スイカ・トマトなど)を使ったスムージーを販売中。越前市にトマトジュースの自社加工所もある。

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