学部・大学院海洋生物資源学部

日本海に面した唯一の水産海洋系の学部です

目の前に小浜湾があり、若狭湾・日本海が広がり、近くにラムサール条約指定湿地の三方五湖がある豊かな自然環境です。さらに、若狭・小浜は、「御食国」として平城京や平安京と深く結びつく伝統文化の宝庫です。
また、地元の有志で組織された「福井県立大学小浜キャンパスを育てる会」は、本学部を支える大きな力です。学生は、漁業者と定置網漁業体験、水産物加工業者と魚加工品作製体験などを通じての学びや交流を、楽しんでいます。
4年間で海や海洋への関心を深め、恵まれた環境を生かした教育・研究で「海洋生物資源の持続的利用に関連する諸課題の解決に貢献する人材」を養成します。

海洋生物資源学部では

海洋生物資源学部は、福井県西部に位置し若狭湾に面した小浜キャンパスを拠点とする、日本海唯一の水産・海洋系の学部です。海洋の生物資源の持続的な利用を目指して、海の生態系における多様な生物と環境因子との関係や海洋における生物生産の仕組み、さらに「食」を中心とした海洋生物資源の利用加工やそれらの流通と消費過程について研究および教育に取り組んでいます。また研究、教育を通じて得られた成果を小浜市のみならず福井県などの地域に還元し、社会との結びつきを強めています。

海洋生物資源学部を構成する5つの教育研究領域

日本海をフィールドに、福井でしか体験できない学び

おしょろ丸での乗船実習!
海洋生物資源学部のイントロダクション、4年間の基礎となるのが乗船実習です。毎年4月、新入生対象に北海道大学所有の練習船『おしょろ丸』を協同利用した実習です(2泊3日)。海洋観察体験(観察法、機械使用法、測定法など)の他、"海上生活"で今まで以上に海が身近になり、研究への意欲も増してきます。

海洋生物資源学科
永塩大空人さん
「初の乗船実習は、少し緊張しましたが、ユーモアに溢れた講義や親しみやすいスタッフの存在もあり、楽しさも実感! 今後、もっと未知なる扉が開いていきそうで楽しみです」

自分の意外な一面を発見!【地域活性化演習】
魚加工体験実習
若狭湾で漁獲される素材を使い、地域に密着した学びや研究活動を行っています。
地域の人達と一緒に、市場・加工体験や定置網体験、魚加工品の試作品作り、イベントでの販売など、様々な実習を実施しています。地域社会を知るいい機会であり、そこで学生自身が意外な一面を発見することもあります。
数年前、学生が「魚離れをなんとかしたい」と一念発起。郷土食「魚の醤油干」を土産品として試作・商品化しました(下記)。
本学とおばま観光局との産学協同開発「骨まで食べられるおばま醤油干し焼き」。ハタハタ以外にも、サバをはじめ小浜らしい魚類の加工を考案中。現在、道の駅で、テスト販売実施。
人生にも役立つ研究プロセスを学ぶ。【海洋生物資源学フィールド演習】
本学では研究プロセス(課題~目的~仮説~考察~結論)を修得。初年度は、関心事をじっくり研究し、発表会も行います。
「関心事は海洋以外もOK。『3秒ルールは迷信?』『ふるさと納税』など、要はとことん調べ、結論を出す方法を身に付けます。大学施設で実験したり、先生方とサンプリングを行ったり、理論的に考える科学的思考は、人生にも生かされます」
若狭湾ならではのこんな研究も!国内有数の海底湧水を調査!【杉本先生】
「2012年の調査研究で、若狭湾の水深約20m地点に海底湧水を発見し、植物プランクトンの増殖も確認しました。さらに海底湧水には河川水よりリンや窒素の養分も多かったのです」
近年、海底湧水としての地下水が、大量の栄養を海に直接供給し、海洋生物に大きな影響を与えていると報告されています。
「地下水の生物生産に果たす役割や機能の研究は始まったばかり。研究で様々な水問題解決や改善のヒントにもなりそうです」

卒業生の生き方に学ぶ

ふくいサーモンを日本一のブランドに!

福井中央魚市株式会社 養殖事業プロジェクトチーム 山野 優人(2015年 海洋生物資源学部卒)