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教員情報
生物資源学部 / 生物資源学科 教授

おおた しょうじ大田 正次

プロフィール 研究活動 主な著書・論文 主な社会・地域活動 教育活動 その他

プロフィール

生年月日1954年1月2日
所属生物資源学部 / 生物資源学科
生物資源学研究科
職名教授
研究室生物資源学部棟614号室 (内線3614)
E-mailohta (末尾に「@fpu.ac.jp」をつけてください)
最終学歴京都大学大学院農学研究科博士後期課程指導認定
所属学会

日本育種学会
日本遺伝学会
種生物学会
雑穀研究会

職歴

1984 京都大学助手
1996 福井県立大学助教授
2002 現職

研究活動

専門植物遺伝資源学、植物生態遺伝学
研究活動の紹介

1.ムギ類の多様性についての研究:生物多様性の保全は自然界のみならず人類の生存にとっても不可欠な問題です。世界の主要穀類であるムギ類(コムギ、オオムギなど)の品種多様性、栽培ムギ類の祖先である野生植物の多様性について、地中海・西南アジアでの現地調査と研究室での栽培実験を行っています。

2.環日本海地域における伝統的植物利用の比較:日本海を囲む諸地域は、時間的・空間的な広がりの中で、自然・文化両面で互いに密接な関係を保ちながら発展してきました。韓国と日本での現地調査を中心に、植物の利用法を比較することにより、両地域の類似性と独自性を理解したいと思っています。

キーワード麦 遺伝的多様性 野生植物から栽培植物への変化 種子休眠性

主な著書・論文

著書
インダス―南アジア基層世界を探る(京都大学学術出版会2013,分担執筆)
品種改良の世界史―作物編―(悠書館2010,分担執筆)
麦の自然史(北海道大学出版会2010,分担執筆)

論文
Ⅰ. ムギ類遺伝資源の多様性についての報告
Diverse morphological and cytogenetic variation and differentiation of the two subspecies in Aegilops geniculata Roth, a wild relative of wheat. Genetic Resources and Crop Evolution (2017) DOI 10.1007/s10722-017-0492-6.コムギ近縁野生種の種内変異と亜種の遺伝的分化を明らかにし、北アフリカ西部がこの種の多様性の中心であることを示した。

Allopatric distributions of tetraploid and hexaploid forms of Aegilops neglecta Req. ex Bertol. Genetic Resources and Crop Evolution 63 (2016): 193-197. コムギ近縁野生種の種内分類群の地理的分布を明らかにした。

Genetic variation and its geographical distribution in Aegilops caudata L.: morphology, hybrid sterility and gametocidal genes. In: Ogihara, Y., Takumi, S. and Handa, H. eds. ‘Advances in Wheat Genetics: From Genome to Field’, Springer (2015), pp. 53-61. コムギ近縁野生種の地理的分化を明らかにし、配偶子致死遺伝子がその原因となる遺伝的要因であると提唱した。

Chloroplast DNA haplotype variation within two natural populations of wild emmer wheat (Triticum turgidum ssp. dicoccoides) in southern Turkey. Biotechnology & Biotechnological Equipment 29 (2015): 423-430. コムギ栽培化起源地の野生コムギ集団にみられる遺伝的多様性を明らかにし、集団の成立について考察した。

Rediscovery of Indian dwarf wheat, an ancient crop of the Indian subcontinent.
Genetic Resources and Crop Evolution 60 (2013): 1771-1775. すでに絶滅したと思われていたインド固有の在来コムギを現地調査で再発見した。

トルコで見つけた不思議な穂―地中海地域における一年生野生植物の発芽適応戦略をめぐって―. 種生物学研究32「発芽生物学」(2009),文一総合出版: 195-203.

Rediscovery of a diploid cytotype of Dasypyrum breviaristatum in Morocco. Genetic Resources and Crop Evolution 49 (2002): 305-312. 40年前に記載のみがあったコムギ近縁野生種をモロッコで再発見した。

Genome relationships in the genus Dasypyrum (Gramineae). Hereditas 135 (2001): 101-110. コムギに近縁の野生植物について属内の祖先関係を解明した。

Ⅱ. 環日本海地域における伝統的植物利用の比較についての報告
福井県と石川県の砂丘畑におけるライムギの栽培と利用.雑穀研究21(2005):6-14. ラッキョウなどが栽培される砂丘畑で風除けのために伝統的に栽培されるライムギに関する報告。

韓国のメジュと日本の味噌玉. 歴史と地理538(2000):21-26. 韓国と日本における味噌のつくり方を比較しその伝播について考察した。

主な社会・地域活動

福井県農林水産業活性化支援研究評価会議外部委員
福井県立高志高等学校スーパーサイエンスハイスクール運営指導委員
ナショナルバイオリソースプロジェクト-コムギ運営委員
神戸大学農学部非常勤講師
日本育種学会会員
日本遺伝学会会員
種生物学会会員
雑穀研究会会員
民族自然誌研究会会員

教育活動

担当科目作物資源学、 植物育種学、 生物学Ⅱ、 生物資源学概論、 地域生物生産実習、専攻演習、卒業論文、遺伝資源学(大学院)
オフィスアワー

月曜~金曜 12:30~13:00
その他 メールで予約

相談・講演・共同研究等に応じられるテーマなど

・作物の起源と品種の多様化に関する研究(作物と地域の食文化の関わり)
・野生植物の農業生態系への適応と栽培化 ・ダイズとムギ類の系統保存と種子の配布(ダイズについては韓国、ムギ類については地中海・西南アジアで収集した系統に関して対応します)

その他

学位:農学博士(京都大学1990年)

国内外の現地調査で感じたことを大切にし、人と植物の関わりについての昔からの智恵を知ることで、我々の将来の生活について考えていきたいと思っています。

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