JABEE教育プログラム



福井県立大学生物資源学部では、新しい技術者教育として「生物資源学科」技術者教育プログラムを2005年度から開始し、日本技術者教育認定基準に適合した教育プログラムとして2008年度に認定を得ました。これにより、本プログラムの卒業生は「修習技術者」として公に認められ、これまで以上に産業界において活躍できることが期待されています。

JABEEとは

 日本技術者教育認定機構(Japan Accreditation Board for Engineering Education)のことで、頭文字をとって、通称JABEE(ジャビー)と呼びます。JABEEは大学など高等教育機関で実施されている教育が、技術者教育プログラムとして、社会の要求水準を満たしているかどうかを公平に評価・審査し、認定を行う機関です。

 JABEEについて詳細に知りたい方は、JABEEホームページにアクセスしてください。

JABEE認定の意義

(I) 「修習技術者」(「技術士補」)の資格  JABEEが認定した技術者教育プログラムを修了すれば、大学卒業と同時に「修習技術者」(「技術士補」)の資格が得られ、技術士資格試験のうち、第一次試験が免除されます。その後さらに4年間の実務経験を経て第二次試験に合格すれば、「技術士」の称号を得られます。この「技術士」は、科学技術に関する高度な応用力を備えていることを認定する、国家資格です。

(II) 教育プログラム修了者(=卒業生)の「質の高さ」に対する社会的保証
 JABEE認定を受けるには、以下の条件を満たさなければなりません。
(1) 社会のニーズに一致する使命と目的を明示する。

(2) 具体的な教育目標を定義すること。

(3) JABEEが求める要件と設定した教育目標を教育成果が満たすことを示す。

(4) 教育プログラムを継続的に改善する仕組みを持つ。すなわち、社会の要求や学生の要望に照らしてプログラムが適切かどうか自己点検し、継続的に改善できるように次の4つの仕組みが必要となります。

  a) 効果的な自己点検や教育改善を行える組織

  b) 教育活動を観察し、教育成果を分析する仕組み

  c) 学生や就職先企業などのニーズを取り入れる仕組み

  d) 教育目標の達成を判断する仕組み

(5) 教育目標に見合う学生の質,教員,設備,大学のサポート,財務などの確保。

JABEE認定は、本学部の教育プログラムがこれらの条件を満たすことを保証し、本プログラムの「質の高さ」が社会的に認定されることを意味します。

(III) ファカルティ・ディベロップメント(FD)との関わり
 福井県立大学は現在、学生・県民本位の大学として、教育内容や教育方法の点検評価およびその継続的改善を行い、教育の質的向上を目指す、ファカルティ・ディベロップメント(Faculty Development;通称FD)に取組んでいます。 具体的には、学生による授業評価、アンケートの実施、オフィスアワー(教員が授業時間外に研究室を開放し、学生が自由に質問に行ける時間)の導入などを実施しています。
 FDは、学生の学習達成度を高め、幅広い実力や自身と誇りを身に付けた人材として、本学が卒業生を地域社会に送り出すことを目的とするものです。FDはJABEEの認定基準と共通点がありますが、第三者機関であるJABEEによって認定されることは、 本学科の教育プログラムの高さに対する社会的認定といえます。

アドミッションポリシー

多様な学生の受入

生物資源学研究科では、一般選抜枠に加えて、さまざまな経歴と目的を持った受験生を受け入れています。博士前期課程の社会人枠では、企業または団体から派遣される受験生など、社会人としてのさまざまな経験をもとに生物資源学の高度な専門知識と技術を学ぶことで、将来さらに幅広く活躍したいという意欲のある受験生を、また、外国人留学生枠では、将来、生物資源の分野で、自国や広く社会の発展ならびに自国と福井県あるいは日本との交流の架け橋として貢献したいという意欲のある受験生を期待します。さらに、博士後期課程においても、個別の入学資格審査により社会人などの受験生を広く受け入れています。

入学者への期待

農学、水産学を含め、生物資源学に対する社会の要請・期待はますます大きくなっています。陸と海の多様な生物に興味と関心を持ち、生物資源に係わる科学分野の勉学と研究に強い意欲をもって取り組み、将来、社会の多様な場で生物資源に係わる高度な専門的知識と技術をもとに、地域社会、日本、世界そして未来の人々の幸せのために働く意欲と希望を持った学生の入学を、福井県立大学生物資源学研究科は求めています。

学習教育到達目標

本プログラムが日本技術者教育認定機構に認定されれば、卒業生、すなわち本プログラム修了者は下記に記載された能力を修得したことが国内および国際的に公式に認められます。

目標A.生物資源に関わる技術者として、

  1)その技術に対する社会的ニーズの認知に必要な基礎的能力、

  2)生物資源の利用にあたって、多面的な価値観をもって科学技術が自然や社会に与える影響を考え、責任ある方向づけができる基礎的な素養、

    を身につける。

目標B.生命科学を幅広く理解し応用するために必要な、基礎学としての数学、自然科学および情報技術を学ぶ。

目標C.生物資源を活用した農業的生物生産ならびに工業的生物生産の専門技術に関する知識を修 得する。

  (C-1) 生物学に関する高度な知識と、それを生物資源の生産や生物資源をとりまく環境の改善、ならびにそれらの研究開発に応用するための専門的能力を修得する。

  (C-2) 化学、食品学や微生物学に関する高度の知識と、それを化学品や食品の生産・製造・品質管理やそれらの研究開発にを応用するための専門的能力を修得する。

  ための専門的能力を修得する。

目標D.1)急速に変化する生命科学とそれに関わる技術に対応するために必要な情報収集能力、

    2)自分の考えを日本語で論理的に表現し議論する能力、

    3)外国語によるコミュニケーションを行うための基礎能力、

  を身につける。

目標E.生命科学に関わる技術的な課題を限られた条件の下で設定・解決する能力を身につける。また、課題解決に向けて互いに協力して仕事をする能力を身につける。

プログラムが掲げる技術者像

「本教育プログラムでは、化学および生物学を基盤とする生物資源学を修得し、下記に該当する技術者の養成を目標とする。

(1)生物資源の生産、生物資源をとりまく環境の改善、ならびにそれらに関わる応用研究・技術開発に携わる技術者

(2)生物資源を利用した化学品や食品の生産・製造・品質管理とそれらに関わる応用研究・技術開発に携わる技術者」

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