【プロジェクト終了報告と支援者様への御礼！】
「輸入品目を福井産へ」をテーマに福井県大マルシェを開催したい！

この度は“「輸入品目を福井産へ」をテーマに福井県大マルシェを開催したい！”プロジェクトにご賛同・ご支援いただき、誠にありがとうございました。
皆様のあたたかいご支援により、目標を達成することができ、最終的に85名の方にご寄付いただき、支援金額は総額で1，34５，000円に達しました。全国の皆様からあたたかいご支援をお寄せいただきましたこと、重ねて御礼申し上げます。 

今回の支援により、10月8日（土）に本学の大学祭「白樫祭」に合わせ、第1回目の福井県大マルシェを開催することができました！今後も、県大マルシェを継続的に開催していくとともに、この取り組みがよりよい効果を得られるよう、展示や販売方法等を工夫し、内容を充実させていく所存でございます。
これからも温かいご声援を、どうぞよろしくお願いいたします。

●返礼品について ●
　返礼品等の発送時期については、次のとおりとなります。
　　　・「山田錦ＦＷ1号による日本酒」が含まれる返礼品・・・・・・・・・・来年５月頃
　　　・県大レストラン試食会への招待連絡・・・・・・・・・・来年3月頃（4月開催予定）
　　　・上記以外の返礼品・・・・・・・・・・・・・・・・・今年の12月までに順次発送

「輸入品目を福井産へ」をテーマに福井県大マルシェを開催したい！（https://readyfor.jp/projects/kendaimarche/accomplish_report ）


【プロジェクトの概要】
　福井県立大学は、本年開学30周年を迎えますが、これまで福井県での栽培に適した米や小麦などの品種開発や改良を進め、また、水産分野では若狭よっぱらいサバ、福井サーモンなどの養殖プロジェクトに携わってきました。 このような研究実績を基に、輸入品目を県産化・国産化する技術開発に着手し、関係研究機関と連携しながら、福井県で生まれた品種を用いて、福井の技術を活かしながら、生産拡大を図り、食料の安定供給への寄与を図り、さらには競争力のある産地形成による本県農業の持続的発展を目指していきます。

　2020年に、「農＝食・環境・文化・生活」に関する幅広い知識と技術を身につけた人材を育成するため、福井県あわら市に創造農学科を新たに開設しました。この学科では、現場を実体験する実習を中心としたカリキュラムにより、作物品種改良から、食品の生産・販売、持続型環境保全などの理論と実践を学んでおり、大学マルシェというかたちで、食料安全保障、地産地消、地球温暖化対策など、グローバルな課題とローカルな課題の解決に向けた、「農」「食」「環境」を学ぶ学生ならではの提案をしていきたいと考えます。

　県大マルシェは、創造農学科の学生が、企画から生産、販売までを一貫して行い、農産物販売の実践的な教育環境の場を作ることも目的としています。学生主体の県大マルシェを農産物販売の場だけではなく、様々な事業者とつながり、新商品開発の場としても活用していきます。



【プロジェクトを立ち上げたきっかけ】
　日本の食料自給率は、全体で38％と先進国のなかでも非常に低い水準であり、特に、小麦、大豆、肉類（飼料作物含む）等の自給率が低い現状にあります。また、日本のフードマイレージ（食料の量×輸送距離）はアメリカの3倍、イギリス、ドイツの５倍、フランスの9倍となっています。 そのような中、ロシアのウクライナ侵略により、世界の3割を占める両国からの小麦などの輸出が減少しており、世界の食料の安定供給に暗雲が立ち込めています。日本国内の食料の価格も上昇し、スーパーにおいても海外に原料を依存する加工食品の値上げラッシュが続いています。
　
　福井県立大学では、これまでの研究成果を踏まえ、そういった世界の情勢により輸入量や輸入金額などが左右される輸入農産物から、福井県産農産物への置き換えを行い、福井県産農産物の価値向上を図っていきたいと考えています。

　本年は、福井県立大学開学30周年にあたりますが、30年間の研究で生まれた農産物には、主なものとしては、福井県産小麦「ふくこむぎ」、福井県産新品種米「ふくむすめ」「ピカツンタ」、酒米「山田錦FW1号」、高級ミニトマトなどがあります。
　2020年には、全国的にもユニークな学科「創造農学科」が開設され、学生たちは、自分たちで畑を耕し、加工し、販売するといった実践的な授業を受けています。そうした学生の中から、「県立大学で開発され福井県内で生産されている農産物をもっとＰＲし、販路を広めたい」という、提案がありました。

　今回、学生たちの熱意ある提案を受け、学生が企画・運営する県大マルシェという形で県大発農産物を福井県内外の多くの方に知っていただく場を作り、あわせて食料安全保障や地産地消を考えるきっかけにしたいと考え、このプロジェクトを立ち上げました。