学術教養センター
学術教養センターは、全国でも珍しい一般教育科目のための専門の機関です。それは本学が、一般教育を学生の人格形成を担う「教養教育」として捉え、各学部での専門教育と同じように重視しているしるしです。
一般教育プログラムの4特長
初年次ゼミ
大学生になる
ゼミとは、少人数で参加者が自ら学びを深める大学特有の授業形式です。「読む」「書く」「伝える」「議論する」「調べる」といったアカデミック・スキルを実践的に学べるよう、本学では1年次に導入ゼミ(前期必修)・教養ゼミ(後期選択)を設けています。自分の興味関心に応じて選んだクラスで、「生徒」から「学生」への第一歩を踏み出します。
教養ゼミ(じっくり考える)
大石 善隆 教授
このゼミでは、「日常のちょっとした疑問への答えを探すこと」をテーマとして、大学での学びや研究に取り組むために必要な作法・技術を磨いていきます。また、グループワークなどを通して他学部・学科の学生との交流を促進し、学生の視野を広げることも目指しています。
基礎科目/ 外国語・情報・体育
学びの基礎体力をつける
大学での学びには、世界に目を向けるための基礎的な語学力と、レポート作成やデータ処理のための情報処理能力が必要です。また、健康の維持・増進も、大学生活を送る上で欠かせません。本学では外国語・情報・体育を必修にし、一人ひとりに目が届くクラス規模のもと、学生は基礎的かつ実践的な知識・技能・体力を修得します。
体育実技Ⅲ(スクーバダイビング)
石原 一成 教授
本授業はスクーバダイビングのCカード取得を目的として、学科講習、プール実習、海洋実習を行います。座学だけではなく学外に出て体験・学習するフィールド型授業で、福井県内の観光業やインストラクターという職業を知る機会にもなります。
講義科目
幅広い教養を育む
社会科学・自然科学を中心とする各学部の専門科目とは別に、人文科学の科目群をはじめ豊富な講義科目を開講しています。さまざまな知見にふれ、グループワークなどで学部・学年が異なる学生と意見を交換し、またオムニバス講義や地域科目などを通じて多くの教員とふれあうことで自分の専門を捉え直し、幅広い教養を育みます。
地理学
石丸 香苗 教授
世の中の事象を空間的に整理・分析する力をつけ、様々な分野にその能力を応用できることを目標とします。授業はフィールドワークやワークショップ、ディスカッションなどを含み、能動的に考える姿勢を大切にしています。
アドバンスト科目
教養をさらに深める
主に2年次以降向けの「アドバンスト科目」は、他大学にはあまり見られない福井県立大学の一般教育・教養教育の特長です。専門のゼミだけでなく、学生はそれぞれの興味関心に応じて一般教育のゼミ(「学術ゼミ」)や英語のゼミ(「英語特論」)などを選択し、少人数での議論・交流によって教養をさらに深めることができます。
英語特論ⅡF
長岡 亜生 教授
比較文化をテーマに日本の絵本や児童書が、海外に向けてどのように翻訳されているのかを検証します。作品の英訳版を「逆翻訳」し、日本語原作との比較検討を通して、各言語の構造の違いや特徴に気づき、作品の背景にある文化についても理解を深めます。
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