地域連携本部について

概要

福井県立大学は、2017年(平成29年)6月15日(水)、地域との連携を進めるための全学的な組織として「福井県立大学 地域連携本部」を開設しました。

本学では連携本部が中心となり、自治体・企業・団体・研究機関など地域からの相談を受け、学内の関係部局へとつなぐとともに、大学の研究成果を地域へと発信し、新たな連携先の拡大を進めていきます。

また、県内に幅広いネットワークを有する株式会社福井銀行と「産学連携の協力推進に係る協定」を締結し、同銀行 地域創生チームのメンバーが「学外コーディネーター」として参画しています。

連携本部では、県立大学の全教職員とコーディネーターが連動しながら、本学の研究シーズと企業ニーズとのマッチングを進めていきます。

 

本部長あいさつ

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福井県立大学 副学長                                                                                                         
地域連携本部 本部長 北島啓嗣 


福井県立大学は、福井県によって設置された大学、いわば県民共有の財産です。
福井に役立つ、福井に貢献する大学を目指すことが、公立大学であるこの大学の責務だと考えています。

本学は、2016年にオープン・ユニバーシティを宣言し、福井の持続可能性を支える大学として、人材の輩出による地域貢献のみならず、キャンパスの空間を活用した地域の人々との交流の場づくりや、公開講座や聴講生制度をはじめとする、生涯学習時代における県民の学びを支えるメニューの充実を図るなど、具体的な取組みを進めてきました。この「地域連携本部」もその取組みの一環として、地域課題の解決に向け、全学的に地域貢献活動を推進していくことを目的に2017年に開設したものです。

福井は、豊かな自然と歴史を持ち、日本全体を様々な形で支える存在でした。それは、古代からの福井の歴史、近代では北前船、そして鉄道の開業が早くから構想されてきたことでも明らかです。福井は近い将来の新幹線開業を控え、また再び交通や交流の要として、さまざまな情報を発信し、存在感を高め、交流人口の増加を果たしていかねばなりません。
地域連携本部は、地域課題に対し、受け身の姿勢ではなく、積極的に情報を発信し、解決策や新技術を提示し、また問題を提起する存在でありたいと思います。
それはもちろん、福井県立大学の教職員、学生だけではなく、地域の皆様のお力をお借りして一緒に考えていくことが必要であると思います。また大学のネットワークを通じて、国際交流や全国の大学、研究機関から福井に必要な情報や分析を提供する、福井県内外の境界連結者の役割を果たしていきます。

本学には、経済学部、生物資源学部、海洋生物資源学部、看護福祉学部の4学部と、多彩な一般教育科目を提供する学術教養センター、福井ならではの研究を進める地域経済研究所と恐竜学研究所など、総合大学として、それぞれの分野に精通する約160名の教員が在籍しています。また、恐竜を研究できる学部の創設を構想しています。地域連携本部では、これらの教員、そして職員はもとより、県民の皆さんの力もお借りしながら、共に地域課題の解決に取り組んでまいります。

研究、教育による地域課題解決のための情報の発信、委員等の就任や、共同研究や受託研究に関する相談はもちろん、事業への協力や教員への橋渡しなど、地域連携本部にご相談ください。地域連携本部が大学と地域との懸け橋となり、県民の皆さんの期待に応えることができるよう、これからも様々な活動や情報発信を進めてまいります。
地域の皆様のご理解、ご協力をお願い申し上げます。

組織体制

 ・ 本 部 長  (1名) ・・・ 副学長
 ・ 副本部長(2名) ・・・ 事務局長、地域経済研究所長
 ・ 本部委員(6名) ・・・ 経済学部長、生物資源学部長、海洋生物資源学部長、看護福祉学部長、
                 学術教養センター長、恐竜学研究所長
 ・ 学外コーディネーター ・・・ 福井銀行地域創生チーム(非常勤)
 ・ 事 務 局 ・・・ 連携・研究推進課 (地域経済研究所に外部相談窓口〔オフィス〕を設置)

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大学と地域との「懸け橋」に

「相談事があってもどこに相談すれば良いのか分からない」、「研究面で協力して欲しいが、どの先生に相談すれば良いのか分からない」といった地域の方々が気軽に立ち寄り相談できるよう、地域経済研究所に相談受付オフィスを設置。相談内容に応じて適切な部署や教員等との橋渡しを行います。

教育・研究の成果を地域に還元

まちづくり活動への学生参加や学生と地域住民との交流イベント企画等、地域活性化に向けたきっかけづくりをはじめ、研究面では福井の気候に合わせた小麦やコメの開発、ブランド鯖の養殖など、地域に役立つ様々な取り組みを進めています。

東京大学地域未来社会連携研究機構との連携

地域連携本部は、2022年(令和4年)7月19日(火) 、東京大学地域未来社会連携研究機構とフィールドワークを通じた学生間の交流や地域産業に関する共同研究により、地域の課題解決を進めていくことを目的に連携協定を締結しました。
令和4年度は、県大生と東大生が「中山間地域における空き家問題」についての意見交換・ディスカッションや三国湊のまち歩きをして、観光のあり方について考えるエクスカーションを行いました。

東大連携2024 

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