学長からのメッセージ

2023年4月1日 

皆さんの挑戦を支援します

福井県立大学は、皆さんが学んだ知識を基に、皆さん自身が、直面する課題や突発的に発生した難題に向き合い、自分なりの解決策を提案できる力を身に付けることを支援します。

やる気(motivation)と志(ambitious)

 「絶対に合格したい」など、具体的な目標がある皆さんは、「やる気(motivation) が高い」と言われます。時間を区切って具体的な目標を設定することは、人の成長に極めて効果的です。試験に向かっての努力、進路を考える経験、両親や先生方と話し合ったことなどは、重要な体験です。しかし、目標を入試の合格に限定すると、入学後に目的を失ってしまう人がいます。
 日本語には、「やる気」のほかに「志」という言葉があります。私は、「志」には「やる気」に加え、人生の長い道のりを考えたり、社会に貢献したいという気概が含まれると思っています。安全安心な食品を提供したい、難病治療薬を開発したい、困っている人を助けたい、教師になりたいなど、いろいろな「志」があろうかと思います。福井県立大学は、「やる気」とともに皆さんの「志」も大切にします。

多様な課題に対処する能力は、座学と体験学習の繰り返しで開発される

 福井県立大学は、講義とともに、演習、実習、フィールドワーク、インターンシップなどの体験学習の充実に努めています。皆さんがプロフェッショナルを目指したり、人間力を高めるには、知識を修得する座学と体験学習を交互にバランスよく繰り返すことが必要だと確信しています。座学と体験学習の繰り返しで、自分に合った分野・将来を見つけてください。

福井県立大学は、“一芸”も支援

 福井県立大学は、クラブ、サークル、留学、ボランテイア活動などの活動も、積極的に支援します。「一芸で身を立てる」とは、高みにたどり着いた芸そのものも重要ですが、芸を求める“過程”に大きな意義があると思います。一芸に励む過程で社会性が身につき、粘ることを覚え、人間力が総体的に向上すると思います。福井県立大学は、“勉学”と“一芸”を共に奨励し、皆さんの成長を支援します。

学長R5

学長/農学博士 岩崎 行玄(いわさき ゆきもと)

[プロフィール]
愛知県生まれ。1992年福井県立大学開学時に講師として着任。生化学・分子生物学の講義および化学実験、分子生物学実験を担当。イネ種子の大きさ、草丈を決定する遺伝子・タンパク質の研究に関する多数の研究実績を持つ。
 

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