イネチーム研究内容

このページは、イネを研究材料にしている教員(岩崎、加藤、三浦)を紹介しています。

私たちは分子生物学的手法を用いて、イネの様々な生命現象の解明に取り組んでいます。

教授:岩崎行玄

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職歴
1987 名城大学 講師
1992 福井県立大学生物資源学部 講師
1995 福井県立大学生物資源学部 助教授

2001 現職
研究業績

 

イネに着目して、農業上、重要な遺伝子の探索やイネの機能向上を目指した研究を行っています。
イネの種子形は、収量増大のカギを握ります。よって、種子形を決定する遺伝子の同定は、知的所有権の確保と共に、基礎研究にとっても大切なことと認識しています。ここ10年の研究から、多数の遺伝子が粒形に必要なことを見出しました。
多数の粒形制御遺伝子の中で、3量体G蛋白質に着目した基礎研究にも、力を注いでいます。この酵素が、細胞の中で、どのような働きをしているかを 明らかにしたいと考えています。外来シグナル分子、受容体、効果器、3量体Gタンパク質が制御する遺伝子群を明らかにしたいと希望しています。

准教授:加藤久晴

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職歴
1990 バイオ科学研究所(株)入社
1994 農林水産省農業生物資源研究所非常勤職員
1994 信州大学医学部助手
1998 福井県立大学生物資源学部 講師
2007 現職
研究業績

1. イネの病害抵抗性に関する研究
イネの細胞膜に存在する3量体Gタンパク質は、草型・粒形などの形態形成に関与しているとともに、植物病原菌に対する防御応答にも重要な役割を 担っていることがわかってきた。3量体Gタンパク質を介した情報伝達機構を解析するとともに、それを応用した分子育種技術を用いて、耐病性を付与した新し いイネ品種の作出を目指す。
2. 植物病原菌と植物との相互作用に関する研究
植物は病原菌を認識することにより防御反応を誘導して感染を防ぐ一方、病原菌は宿主植物の防御反応を攪乱することにより感染を果たす。それぞれのメカニズムを解析することにより、病気に強い植物を育成することを目指す。

講師:三浦孝太郎

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職歴
2008 名古屋大学 研究機関研究員
2010 福井県立大学 生物資源学部 助教
2011 現職
研究業績


 

イネの収量性向上を目指して研究を行っています。
イネの収量性は、1粒のお米の大きさ、1穂にできるお米の数、1株にできる穂の数など様々な構成要素で成り立っています。そこで、この構成要素それぞれを制御する遺伝子を突き止め、分子メカニズムを明らかにすることでこれからの育種に役立てていきたいと考えています。現在は、最先端次世代研究開発支援プログラムによる支援を受け、特に種子の大きさを決定する遺伝子と、穂の枝分かれを制御する遺伝子の解析を重点的に行っています。

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