教育紹介
海洋生物資源学科の学生は2年生から小浜キャンパスで専門教育を受けます。講義や実習などのカリキュラムで学んだことを基礎として、3年生後期になると各研究室に所属して卒業論文研究に取り組みます。学生は当研究室の特徴を理解し、研究室に所属する以前から選択科目の中から何を選ぶかを考え、関連カリキュラムの履修に努める必要があります。
研究・教育分野と手法について
当研究室では水産業の経済及び経営と食品の流通に関する研究・教育を行っており、当学科の中で唯一の社会科学系分野の研究室です。当研究室の場合は、分析手法として実証的研究を重視しており、経済活動としての水産業や流通業を具体的な事実や統計などによって検証しつつ分析する中で教育を進めています。すなわち、自然科学の実験にあたるものとして調査や統計処理などの作業が必要不可欠であり、そのための十分な知識と努力が必要です。
カリキュラム
当研究室に所属して学ぶ学生へ
演習室
実証的な研究を進めるためにも経済理論や歴史的分析を常に意識しながらテーマを選び分析作業を進める必要があり、経済や経営の基礎理論や歴史的事実についての知識が必要になります。当学科の履修科目にはそのような社会科学的な予備知識を学習する機会が少ないと思われるので、卒論の前提としての経済学と経営学の基礎知識をあらゆる機会を利用して学ぶ必要があります。
卒業論文の研究テーマを決定する際には、本人が意欲的に取り組めるテーマを選ぶことが必要になりますが、そればかりではなくてテーマに関して調査や統計処理などの実証手段が存在していなければなりません。社会科学では対象を操作することができないし実証不可能な問題も多いので、実証可能なテーマを選ぶことが必要です。実証の可能性については指導教員のアドバイスを得てテーマを選択しなければなりません。事実は我々がそれを研究するか否かにかかわらず存在しています。その「事実」を自分なりの視点で解釈し、分析することに面白みを感じて欲しいものです。
卒業論文のテーマ

水族館(下関市)