本学教員の研究成果が世界的権威のある科学誌に掲載されました

本学教員が共同研究に参加した研究論文が、総合学術雑誌として世界的な権威のある「米国科学アカデミー紀要」に掲載されました。

1 教員名
生物資源学部生物資源学科 講師 三浦孝太郎 (みうら こうたろう)
(他大学の教員13名との共同研究)

2 研究テーマ
古代人の"緑の革命"
ーイネにおける"緑の革命"遺伝子の人類への貢献:近代育種と栽培化ー

3 研究成果の概要
この研究は、数千年前の古代人が、野生イネからイネを栽培する際に、草丈が低く倒れにくいイネ(=SD1遺伝子を含むイネ)を選抜し、積極的に栽培していた可能性が高いことを世界で初めて明らかにしました。
三浦講師は、日本原産イネとインド原産イネの交雑集団を使った遺伝解析を行い、草丈の違いが、SD1遺伝子を含む染色体領域に存在することを明らかにすることにより、この研究に貢献しました。

4 掲載日
平成23年6月6日付け、米国科学アカデミーのオンライン版に掲載

5 参考
「米国科学アカデミー紀要」(通称PNAS)は、1914年に創刊された米国科学アカデミー発行 の機関紙です。対象範囲は自然科学領域のほか、社会科学、人文科学も含み、特に生物科学・医学の分野でインパクトの大きい論文が数多く発表されています。世界的な総合学術雑誌として、「Nature」や「Science」と並び称されています。
その難度を示すImpact Factor(雑誌の引用係数)は10.520(2010年)で、世界で発行されている6000ともいわれる科学誌の45位に入るほどレベルの高い科学誌です。

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