2023年3月26日(日)に、福井市自然史博物館が主催する「足羽山むしむしスクール」の小中学生7名が、本学生物資源学科を訪問し、最先端の生物学研究に触れる体験学習に参加しました。

子どもたちは、顕微鏡での昆虫の形態観察や、バナナからＤＮＡを抽出する実験を体験しました。また、角田准教授からは、植物が害虫からの攻撃にどのように対処しているか、深尾教授と大学院生の平野羽留さんからは、植物が気候変動に対してどのように適応しているかを学びました。さらに、生物資源学科で生物学の先端研究に用いられている研究機器の見学も行いました。

イベントに参加した子どもたちは、昆虫サークルに所属しているため、顕微鏡での昆虫観察を経験しているとのことでしたが、研究用の高解像度顕微鏡での観察は初めてとあって、皆さん興奮した様子でした。

（福井市自然史博物館　梅村信哉氏提供）

高解像度顕微鏡でのコガネムシの観察。顕微鏡での昆虫観察の経験があった子供たちも、そのあまりの高解像度に驚いていました。

（福井市自然史博物館 梅村信哉氏提供）

バナナからＤＮＡの抽出。食塩、食器用洗剤、消毒用アルコール、コーヒーフィルターなど、ドラックストアで手に入るもので実験を行い、ＤＮＡ（半透明の沈殿物）を得ることができました。