経営学科・木野龍太郎教授が担当する学生・大学院生30名が、福井県における自動車産業の実態について学ぶことを目的として、テクノポート福井にある光生アルミニューム工業株式会社を見学しました。同社の福井製作所は自動車用のアルミホイールを製造しており、数多くの自動車メーカーに製品を供給しています。

参加者は、アルミニウムの鋳造・加工の工程の見学と、製造現場にある「安全道場」で、重量物の取り扱いや、巻き込まれ、挟まれ事故の体験を通じて、モノづくりにおける安全の重要性について学びました。

同社製品と製造工程の説明

「安全道場」での巻き込まれ事故の体験

現場見学の後、国内外全ての拠点の損益が翌日に把握可能な同社の「日々原価管理システム」の説明や、経営学科卒業生である周豊田さんから、現在の業務内容についての説明がありました。また、同社の女性社員より育児と仕事の両立と、それを支援する制度についての説明もなされました。

仕事と育児との両立について経験を交えて説明

経営学科卒業生の周豊田さんに手土産を渡す

参加した学生からは、「大学の授業だけでは学ぶことが出来ない、作業工程や工場内の雰囲気を学ぶことが出来た」、「安全道場での体験や設備異常が発生した時のルールが書かれた看板など、社内の安全意識が徹底されているという点がすごいと思った」、「営業は顧客、社内どちらに対してもコミュニケーション能力が必要であり、うまく伝える力がないと大きな損害を生む可能性があることを学んだ」、「育休制度が充実しており、女性も大変働きやすい環境になっていると感じた」といった感想がありました。

経済学部では、地域との連携によって理論と実践とリンクさせて学びの質を高める「福井で学ぶ、福井でしか学べない経営学」を通して、地元への理解を深める取り組みを行っています。

（関連リンク）光生アルミニューム工業株式会社WEBサイト