海洋生物資源学科4年の村上雄哉さんが「チャレンジ登りゅう門」に挑戦し、魚のつかみ取り体験施設整備の事業化を目指します

2023年12月12日 お知らせ , 地域の方 , 学生生活

11月5日(日曜日)、ハピリン(福井市)で開催された福井の若者がチャレンジしたい事業プランを発表する福井県主催のイベント「チャレンジ登りゅう門」に、海洋生物資源学科4年の村上雄哉さんが出場し、「釣り堀を通して福井を豊かに!~持続可能な養殖へ~」をテーマに発表しました。

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〇村上さんの発表内容

県内(勝山市・大野市)にある淡水魚養殖場は、規模が小さく利益が出にくいこと、餌となる魚粉の価格高騰、魚病や災害等による大量死のリスクなどが原因で後継者不足が問題となっています。

そこで、この問題を解決するため、まず県内の淡水魚養殖場の近くの施設を改修して、魚のつかみ取り体験施設やバーベキュー場、キャンプ場といった施設を整備することで、子どもたちが安心して気軽に魚や自然と触れ合える場を作ります。

子どもたちに魚のつかみ取りを通して魚を好きになってもらい、そこから釣りや漁場となる川、淡水魚の養殖場に関心を持ち、ゆくゆくは次世代の釣り人口の拡大や養殖場の担い手育成に繋げたいと考えています。

さらに、養殖場の経営には、魚の餌となる魚粉の価格高騰が大きな問題となっています。そこで、在籍している海洋生物資源学科の研究室での学びを活かして、昆虫を原料とした餌の開発を同時に進めます。

こうした活動を通して。淡水魚養殖場を儲かる産業にして、後継者を確保し、福井の持続可能な養殖に繋げていきます。
 

今後、審査員を務める県内企業の社長らの支援を受けながら、魚のつかみ取り体験施設やバーベキュー場の改修、昆虫餌の研究開発といった事業化に向けて活動してく予定です。
 

村上さんは、県大生や県内外の学生・社会人らと「つりーく」を立ち上げ、県内各地での魚のつかみ取り体験イベントの実施を通して、子ども達に魚を好きになってもらうための活動を行っています。

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つりーくInstagram
 

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