福井県版ノーベル賞である福井県科学学術大賞の若手科学学術賞を風間裕介教授が受賞し、2月7日（水曜日）に表彰式が行われました。

風間教授は、ゲノムDNAを変化させて野生とは違った変異体を生み出す重イオンビーム照射技術を開発し、より効率的に植物の遺伝子変異体を獲得し、新品種の育成を可能にしました。

この技術を用いて、世界で約100年近く続いていた研究で、ヒロハノマンテマという植物の性決定遺伝子を特定することに成功し、遺伝子がどのようにして性を決定するのかという、進化学において極めて重要な知見をもたらしました。

（参考URL（福井県立大学ホームページ））

巨大Y染色体発見から99年目の快挙―ヒロハノマンテマの性決定遺伝子の同定に成功―（2022年10月7日掲載）

https://www.fpu.ac.jp/news/d154691.html

雌雄異株植物ヒロハノマンテマのゲノム解読に成功しました（2023年6月16日掲載）

https://www.fpu.ac.jp/news/d000000y.html