経済学部では、地域との連携によって理論と実践とリンクさせて学びの質を高める「福井で学ぶ、福井でしか学べない経営学」を通して、地元への理解を深める取り組みを行っています。講義や学外実習を通じて、触れて、感じて楽しみながら経営学を学ぶ事例をご紹介します。

【ゲスト講義】

2024年1月22日（月曜日）には、専門教育科目「生産管理論Ⅱ」において、自動車向けシート地の開発・製造を行う大喜株式会社様（本社：坂井市丸岡町儀間16-18）より、代表取締役社長 山本 岳由 様 と、経営学科卒業生である デザイン担当 小西 亜希羅 様 をお招きして、ゲスト講義を実施しました。

ゲスト講師の山本様からは、同社が自動車向け素材の開発・製造に参入した経緯や、そして、福井の繊維産業が持つ技術を活かした新製品の開発について、具体的事例を交えてわかりやすく講義をして頂きました。

卒業生の小西様からは、デザイン担当としての業務内容の紹介や、顧客である自動車メーカーとの間の具体的な仕事の流れ、そして経営学科で学んだことが仕事にどう活かされているかなどを、後輩となる学生に丁寧に教えてくださいました。

山本様による講義の様子

卒業生の小西様による仕事内容の説明

【学外実習】

2024年1月31日（水曜日）には、演習（ゼミ）の受講者が、「DAIM」ブランドで知られる園芸用品、家庭菜園用品などの開発・製造を行う、第一ビニール株式会社様（本社：坂井市春江町江留中37-10）の北部工場を訪問しました。

同社執行役員・生産部ゼネラルマネジャーの井上康博様より会社概要の説明を受けた後で、実際の製造現場を見学、その後、数日前までベトナム支社に赴任されていた、開発部マネジャーの小林和也様より、同社のグローバル展開と海外拠点の運営における苦労話などを、実例を交えながらお話頂きました。なお、今回の訪問に際しては、経営学科卒業生の吉川大輔様がコーディネートをしてくださいました。

工場見学の様子

小林マネジャーによる説明

集合写真

これらを主催した木野教授はこれらの取り組みについて、「福井には経営学の教材となる素晴らしい企業がたくさんあるので、実際に現場に触れて、感じて、楽しみながら学ぶことで、経営学への理解を深めると同時に、就職活動や将来の仕事にも役立てることが出来ます」と話しています。こうした地元企業との連携による実践的教育が、経済学部の大きな特長といえるでしょう。
 

【関連リンク】

大喜株式会社
https://daikiweb.com/

第一ビニール株式会社
https://www.daim-corp.jp/