生物資源学部 創造農学科 村井耕二教授が福井県版ミニ・ノーベル賞である第20回 福井県科学学術大賞を受賞しました。
福井県の気候に適した小麦品種「ふくこむぎ」の開発と普及を行った業績が評価されました。
村井教授は、基礎研究により、世界に先駆け、開花時期を制御するWAP1遺伝子を発見しました。この知見を基に、東北地方の耐寒雪性品種「ナンブコムギ」と九州地方の早生性品種「ニシカゼコムギ」の交雑から冬の寒さに強く、梅雨前に収穫できる「ふくこむぎ」の開発に成功しました。これにより、冬作が大麦だけであった福井県農業において、小麦という新たな冬作物の栽培が可能となり農業振興に役立っています。
※福井県科学学術大賞は、福井県内で科学技術の開発または学術研究に携わり、福井県の発展に大きく貢献した研究者等を顕彰する福井県の表彰制度です。
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