令和4年4月25日、本学臨海研究センター、福井県水産試験場栽培漁業センターと隣接する堅海地区に、新たな水産共同研究施設が完成し運用開始されたことを記念したお披露目会が開催されました。来賓に、松崎小浜市長、西本県議会議員、小堀県議会議員、松崎県議会議員、平野福井県漁業協同組合連合会代表理事会長、北村若狭高等学校長がご列席され、本学からは水田海洋生物資源学部長、富永先端増養殖科学科長が来賓として招待されました。

この施設は「水産共同研究施設」とあるように、企業や大学等と連携して研究を行うことを目的にふくい水産振興センターが整備しました。すでに富永学科長の研究室ではサーモンの最適給餌率特定の研究のため、この施設でサーモンの飼育実験を開始しています。
式典内では、今後共同研究に参画する企業として福井中央魚市（サーモン養殖）、田烏水産（マサバ養殖）との調印式が執り行われました。

また、この小浜市堅海地区に、ふくい水産振興センター【産】、栽培漁業センター【官】、本学臨海研究センター（来夏設置予定のかつみキャンパス含む）【学】の水産増養殖等の研究を行う機関が集結していることから、これまで「水産学術産業拠点」と称されていましたが、この一帯の愛称を「かつみ水産ベース」とすることが発表されました。
その一員として、令和4年4月より本学海洋生物資源学部に新たに設置された先端増養殖科学科について、富永学科長から学科設置のねらいや教育内容、育成する人材像などの概要が説明され、今年入学した第一期生からのビデオメッセージが紹介されました。会場には研究ポスター発表のため若狭高等学校海洋科学科の生徒も多く参加しており、「先端増養殖科学科に興味を持った」という声も聞かれました。