6月3日（金曜日）の夜に、ワールドカフェで、「デンマン先生と観る オーストラリア大使館イベント」が開催され、学生や教職員約10名が参加しました

この会は、前回の「Australian film night」に引き続き、学術教養センターのデンマン准教授の提案により、オーストラリア現代文学を代表する作家ミシェル・ド・クレッツァー氏の講演と対談を、オンラインで視聴しました。

講演と対談は、同氏の「Questions of  Travel」（邦題「旅の問いかけ」 ）の邦訳出版を記念して、オーストラリア大使館の協力により開催されたものです。
オンライン配信は日英同時通訳付きで、ワールドカフェでは講演の途中まで同氏の音声（英語）での視聴に挑戦し、その後、日本語の同時通訳に切り替え、講演と対談に聞き入りました。

「旅の問いかけ」は、さまざまな「移動」を強いられた2人の対照的な人物の半生を描いた小説で、講演では、内戦を逃れオーストラリアに移民した著者自身が、この小説によって何を伝えたかったのか、立場によって「旅」が異なる意味を持つことへの気づきなどについて、とても興味深く拝聴することができました。

作家の木村友祐氏との対談では、移民問題やコロナ禍における交流などの意見が交わされ、参加者も深く考えさせられる内容となりました。