(学生の活動)白樫祭(小浜キャンパス)を終えて

2022年12月2日 広報・地域連携

福井県立大学の学生が、日々の学習や部活動など、日ごろ体験したこと、感じたことを語ります。

白樫祭(小浜キャンパス)を終えて

海洋生物資源学部海洋生物資源学科3年 小浜キャンパス白樫祭実行委員長 宮﨑新 

海友会は、永平寺キャンパスの学友会と同様、白樫祭を中心に大学のイベントを行う団体です。海友会は、海洋生物資源学部の独自の新入生歓迎会や予餞会を行っています。

今年の白樫祭は第30回の節目の年であり、小浜キャンパスでは10月1日、2日に開催されました。
小浜キャンパスの白樫祭の特徴は、小浜市の市民と県大生が一致団結して、大学祭を作り上げていることです。このような大学祭は全国で小浜キャンパスしかないかもしれません。今年の白樫祭の主な内容を紹介します。

・福井県海浜自然センター:魚と実際に触れ合えるタッチプールの展示
・小浜市魚商組合:ステージ上でのマグロ1尾の解体と来場者のマグロの試食
            白樫祭限定の海鮮丼や小浜の特産品である干物の模擬店
・小浜中学校:吹奏楽部の演奏
・若狭高校:今年の白樫祭テーマの「再海」と再海に込めた書道パフォーマンス
・ステージ企画:お笑い芸人のよゐこさんと、なすなかにしさん

また、若狭消防署と小浜警察署の協力で、キャンパスのロータリーに大人から子供まで大好きなパトカー、白バイと救急車、消防車を展示してもらいました。キャンパスが一時騒然となるほど、派手な企画になりました。

今年の白樫祭は、空白の2年間があり、新型コロナ感染症の影響もあって、4月時点で実行委員は誰もいませんでした。今では14名のメンバーがいます。3年生は一度も白樫祭の経験がありません。しかし、私は3年前小浜キャンパスの白樫祭を訪れた時、他の大学とは違い、小浜市の市民と県大生が一致団結して盛り上げていたことを覚えていました。また、事務の方々や先輩から写真を見せてもらい、過去の白樫祭について色々教えてもらいました。そして、今年の白樫祭は良い伝統は残したままで、自分たちらしい白樫祭を行うという目標を立てました。海洋らしい伝統は残しつつ、新しい企画などを取り入れることにしました。

今年の白樫祭には2つ問題がありました。1つ目は、新型コロナ感染症の影響で状況が変わり、企業から協賛金をいただくのに少し苦労したことです。しかし、白樫祭を行う経緯やメリットなどを直接各企業の担当者に丁寧に伝えることで、「白樫祭に是非協力したい」、「大学生が頑張っているなら協力したい」などの嬉しい言葉を頂戴し、たくさんの企業に協賛していただくことができました。2つ目は、白樫祭自体を知らない人や今年白樫祭があることを知らない人が小浜市内に多くいたことです。今年の白樫祭は、警察車両や消防車両、タッチプールなど子供が楽しめる企画が満載でした。そこで、幼稚園、保育園、小学校に白樫祭のチラシを配りに行き、子供がそのチラシを家でお父さんやお母さんに見せることで白樫祭の情報を多くの方に知ってもらうようにしました。

協賛していただいた企業の方々や多くの親子連れが白樫祭に来てくださいました。小浜キャンパスの学生数は少ないですが、研究室の先輩や部・サークルのメンバー、地元小浜市を中心に様々な方々の協力のおかげで小浜キャンパスの白樫祭は成り立っています。

来年も地元小浜市の市民と県大生が白樫祭を大いに盛り上げてくれるはずです。小浜キャンパスの白樫祭を一度訪れてください。

写真1
 海友会メンバー

写真2
 マグロ解体ショーの様子

写真3
 大学内に消防車やパトカーなど働く車を展示

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