(学生の活動)BBSサークル 「ほのぼの広場つぐみ」での学習支援活動

2023年2月13日 広報・地域連携

福井県立大学の学生が、日々の学習や部活動など、日ごろ体験したこと、感じたことを語ります。

BBSサークル  「ほのぼの広場つぐみ」での学習支援活動

看護福祉学部社会福祉学科2年   BBSサークル部長   大橋舞旺               

BBSというのは、Big Brothers and Sisters Movementの略称です。BBS活動の目的は、「兄」・「姉」のような立場で子供たちと接し、一緒に学び、一緒に考え、一緒に楽しむことです。例えば、地域の子ども食堂でのお手伝いやレクレーション、学習支援をメインの活動として行っています。

福井県立大学BBSサークルには62名のメンバーが所属し、特に学習支援に力を入れています。現在、永平寺地区内で、「ほのぼの広場つぐみ」という名前で学習支援をしています。子供たちと勉強をしたり、ボードゲームをしたり、おしゃべりなどを通してコミュニケーションを図っています。この活動の目的は、子供たちの勉強場所の確保、子供たちが悩みなどを話せる場所を作ること、親御さんが自由に過ごせる時間を作ることです。

母子寡婦福祉連合会でレクリエーション

母子寡婦福祉連合会のイベントでレクレーションを行う様子

しかし、「ほのぼの広場つぐみ」は2022年11月に始めたばかりで、上手くいっているとは言い難い状況です。参加してくれるボランティアラーが少なかったり、告知が上手くいかずに子供たちが来なかったり、と多くの課題にぶつかっています。

第1回の活動もほとんどボランティアラー同士で活動について話し合ったり、子供たちとボードゲームで交流したりして過ごしました。話し合いでは、どうやったら子供たちが参加したくなるのか、どんなことをすれば楽しい活動になるのかが中心でした。第2回の活動からは、対象地区の小中学校の児童生徒全員にチラシを配布したり、正月イベントとしてけん玉をやるなど、季節に合った遊びを取り入れるようにしました。

ほのぼの広場つぐみで脳トレ

「ほのぼの広場つぐみ」で脳トレをする子供とBBSサークルメンバー

私は、課題だらけの状況を目の当たりにした時、何とか変えなければ!どうにかしなければ!と焦っていました。サークルの部長として、活動を盛り上げるためにできることを必死で考えていましたが、いいアイデアはなかなか出てきてくれません。切羽詰まっていた時に、BBS活動に参加している社会人の方が声をかけてくれました。 

         「ボランティアは楽しくないと続かないよ」

私はこの言葉を聞いて、「子供たちのために」、「参加してくれるボランティアラーのために」と、自分自身が楽しむことを忘れていたことに気づきました。BBSの活動を含めボランティアというのは、目に見える報酬がもらえないことがほとんどです。だからこそ、ボランティアを続けていくには自分自身が楽しむことを忘れてはならないのです。

丸岡えがお子ども食堂でクイズ

「丸岡えがお子ども食堂」でハロウィンクイズに答える子供たちとBBSサークルメンバー

今のBBSサークルの目標は、「ボランティアラーが楽しめるボランティアを行うこと」です。まずは自分たちが楽しむことを大切にし、サークルメンバーがやりたいことや興味があることに合わせて、新たに企画を立ち上げたり、活動を紹介したりしています。

BBSの活動では、地域の子供たちと関わる機会がたくさんあります。子供たちと関わる中で、子供たちだからこそ気づける些細な変化を教えてもらうなど、子供たちから学ぶことが多くあります。私たちが教えるだけでなく、教えてもらうことで私たち自身も成長することができます。私にとってBBSという存在は、大切にしたいと思える居場所、人に出会わせてくれたとても大きな存在です。

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