看護学専攻
教育目標
- 環境の変化に伴い多様化するヘルスケアニーズに応じて発展的・創造的に看護を実践する能力を養成する。
- 人間としての尊厳と権利を尊重した倫理観に基づく質の高い看護を提供する能力を養成する。
- 看護学発展の長期的展望に立ち、看護実践上の問題や課題の解決に向けた研究能力を養成する。
- 保健・医療・福祉分野の専門職や他職種と連携・協働し、リーダーシップを発揮する能力を養成する。
- ヘルスケアシステムの変革に対応し、組織を管理運営できるマネジメント能力を養成する。
特色

修士論文を作成する過程を通して、研究者・教育者・指導者の能力を育成します。
養護教諭一種免許状を取得している人は、「養護教諭専修免許状」を取得できます。
詳細は大学院案内2024パンフレット(PDF形式 1,632キロバイト)をご覧ください。
概要
本研究科は、チームアプローチの重要性という視点から、看護学専攻と社会福祉学専攻生が共に学べる共通科目を置くだけでなく、両専攻の専門科目も学修できる仕組みを作って、職域を超えて協働・連携できる基盤を育んでいます。
人々の援助についての理論と実践にかかわる研究を行い、研究者・教育者・指導者・高度専門職として、実践レベルの向上に貢献できる人材を養成しています。
研究科の詳細は大学院案内2024パンフレット(PDF形式 1,632キロバイト)をご覧ください。
院生学習支援制度
院生が職業を有している等の事情により、2年では履修が困難な場合、2年分の授業料で3年または4年かけて履修することができる「長期履修制度」があります。その他にもフィールドワーク研修旅費の助成やティーチング・アシスタントなどがあります。
学生支援制度
・授業料の免除および納入期限の延期
経済的理由によって授業料の納入が困難であると認められる学生は、授業料の徴収猶予(納入期限の延期)を受けることができます。 また、学業成績が優秀であると認められる学生は、授業料の免除を受けることができます。授業料の徴収猶予を希望する場合は、授業料の納入期限までに、授業料徴収猶予申請書を学生カウンター(管理棟1階)へ提出してください。
授業料の免除を希望する学生は、カウンターに掲示する日までに、授業料免除申請書を学生カウンター(管理棟1階)へ提出してください。この場合、日本学生支援機構が実施する奨学金貸与制度への申請も必要です。
なお、上記内容は学部生についてですので、大学院生については事務局に問い合わせてください。
・奨学金
福井県立大学では、学生および大学院生の生活を支援するため、以下の奨学金制度を整備しています。
日本学生支援機構: 第一種(無利子)、第二種(有利子)
その他: 地方公共団体・公益法人・営利法人などが育英奨学事業を行っています。
・長期履修制度について
長期履修制度は、大学院生が職業を有している等の事情により、標準修業年限の2年では履修が困難な場合、履修計画等を申請し、許可が得られれば、2年分の授業料を履修が認められた期間の3年または4年で分割納入できる制度です。入学後1年を経過しないものに限ります。
申請は、長期履修をしようとする年度の前年度の1月末までに行ってください。
・教育訓練給付制度
一定の条件を満たした修了した院生に対し、授業料等に相当する額(上限10万円)をハローワークから支給される教育訓練給付制度の講座に指定されています。
課程概要
修士論文を作成する過程を通して、研究者・教育者・指導者の能力を育成します。
「基礎看護学」「成人看護学」「老年看護学」「母子看護学」「精神看護学」「在宅看護学」「公衆衛生看護学」「看護マネジメント学」の8領域があり、研究能力を身に着け、看護の専門性を高めることをめざします。
基礎看護学
- 指導教員:大島千佳教授 笠井恭子教授 東知宏准教授
- 基礎看護学では、看護学および関連学問領域の諸理論をふまえて、看護の対象である人間への理解を深めるとともに健康と環境との相互浸透関係について考究します。また、学生それぞれの問題意識を明確にし、観察、調査、実験等の方法を用いて論理的に思考し研究する能力の育成を目指します。
成人看護学
- 指導教員:有田広美教授 熊谷あゆ美准教授 成田光江准教授
- 成人看護学領域では、クリティカルケアから慢性期看護、創傷治癒、緩和・ターミナルケアにおける看護実践の場における問題や現象について探求します。学びたいという気持ちを持っているけれど迷っている方は、まずは気軽に相談してください。
- 手術を受けた患者の睡眠に関する研究、看取りケアに関する研究、SOCに関する研究、化学療法を受けているがん患者に関する研究、再入院する心不全患者に関する研究など。
老年看護学
- 指導教員:久米真代教授
- 老年看護学では、人生の最終ステージにある高齢者の健康、生活力のアセスメントをする能力を高め、高齢者の持てる能力を生かした質の高いケアの創生を考えていきます。また、多職種、多施設、多制度を活用しながら生活せざるを得ない高齢者の人生をより豊かにする社会の在り方、地域社会の在り方、地域社会の力を作り出す、結び付けることを考えていきます。
母子看護学
- 指導教員:(母性看護学)岩谷久美子教授、(小児看護学)金粕仁美准教授
- 母子看護学研究領域は、母性看護学と小児看護学の両分野から研究に取り組みます。次世代が健康であることはいつの時代においても誰しもが希求する願いです。そのためには女性の生涯と子どもの成長・発達、子どもを育てる家族、それらを取り巻く社会環境によって時代に応じた看護を創造していく能力が求められます。研究は、最新の専門知識に基づいて、母子および家族の健康問題や予防、さらには母子を取り巻く多様化した社会環境を広く見据えた看護の役割と新たな知見を探求します。研究にあたっては科学的思考に基づいた研究方法を学びます。
精神看護学
- 指導教員:川村みどり教授 長谷川小眞子准教授
- 精神看護学では、精神看護学に関する概念・理論の理解に基づき、精神障害を抱えた方々をはじめ人々の精神的健康の保持・増進に寄与できる看護実践のあり方を追究します。研究能力を修得することで、日頃の実践活動における課題解決を目指していきます。健康なコミュニティづくりや精神障害を抱えた方の自立支援に関する研究に取り組んでいきませんか。
在宅看護学
- 指導教員:普照早苗准教授 梅津千香子准教授
- 現代における在宅看護学の概要を、歴史・現状と課題・将来展望等の多角的視点から整理し学びます。
具体的な学習方法としては、在宅看護実践の課題について、アセスメント・援助・評価能力を開発するとともに、研究課題を達成するための研究方法を学び、自己の研究テーマを焦点化、その後研究計画書を作成していきます。 - 最終的に、特論・演習で学んだ理論や概念を活用し、在宅看護活動における諸問題について探究する中で自身の研究課題を明確化し、修士論文にまとめます。在宅看護学領域研究者として第一歩を踏み出す意欲のある人を求めています。
公衆衛生看護学
- 指導教員:中谷芳美教授 小島亜未教授
- 公衆衛生看護学は、地域で生活している様々な健康レベルの個人・家族・特定集団・地域住民全体を対象にその人らしい健康な生活を送ることができるように人々の健康レベルとQOLの向上をめざす実践の科学です。大学院においては、保健師の専門性を踏まえ、質の高い保健師活動を実践していくための根拠となる理論や方法論について理解を深め、実践の場に還元することができる研究をめざしています。
看護マネジメント学
- 指導教員:笠井恭子教授 大島千佳教授 平井一芳教授
- 社会や医療情勢の動向を概観し、今日の看護管理に求められる主要な要素である、医療・看護の質の管理、人的資源管理、組織管理等を諸理論から理解を深め、看護管理の現状と課題を明らかにし今後のあり方を探求します。また経営参画ができるマネジメント能力を関連要因等を科学的思考から推論し研究によって探求できる、その方法を学びます。
授業科目
研究科の詳細は大学院案内2024パンフレット(PDF形式 1,632キロバイト)をご覧ください。
その他の様式は募集要項(冊子)をお取り寄せください。
Contact このページのお問い合わせ先
- 教育・学生支援部 教育推進課
- 〒910-1195 福井県永平寺町松岡兼定島4-1-1
TEL : 0776-61-6000 FAX : 0776-61-6012
E-mail : kyouiku@fpu.ac.jp