看護学専攻
教育目標
- 環境の変化に伴い多様化するヘルスケアニーズに応じて発展的・創造的に看護を実践する能力を養成する。
- 人間としての尊厳と権利を尊重した倫理観に基づく質の高い看護を提供する能力を養成する。
- 看護学発展の長期的展望に立ち、看護実践上の問題や課題の解決に向けた研究能力を養成する。
- 保健・医療・福祉分野の専門職や他職種と連携・協働し、リーダーシップを発揮する能力を養成する。
- ヘルスケアシステムの変革に対応し、組織を管理運営できるマネジメント能力を養成する。
特色
修士論文を作成する過程を通して、研究者・教育者・指導者の能力を育成します。
養護教諭一種免許状を取得している人は、「養護教諭専修免許状」を取得できます。
詳細は大学院案内2025パンフレット(PDF形式 2,107キロバイト)をご覧ください。
概要
本研究科は、チームアプローチの重要性という視点から、看護学専攻と社会福祉学専攻生が共に学べる共通科目を置くだけでなく、両専攻の専門科目も学修できる仕組みを作って、職域を超えて協働・連携できる基盤を育んでいます。
人々の援助についての理論と実践にかかわる研究を行い、研究者・教育者・指導者・高度専門職として、実践レベルの向上に貢献できる人材を養成しています。
研究科の詳細は大学院案内2025パンフレット(PDF形式 2,107キロバイト)をご覧ください。
院生学習支援制度
院生が職業を有している等の事情により、2年では履修が困難な場合、2年分の授業料で3年または4年かけて履修することができる「長期履修制度」があります。その他にもフィールドワーク研修旅費の助成やティーチング・アシスタントなどがあります。
学生支援制度
・授業料の免除および納入期限の延期
経済的理由によって授業料の納入が困難であると認められる学生は、授業料の徴収猶予(納入期限の延期)を受けることができます。 また、学業成績が優秀であると認められる学生は、授業料の免除を受けることができます。授業料の徴収猶予を希望する場合は、授業料の納入期限までに、授業料徴収猶予申請書を学生カウンター(管理棟1階)へ提出してください。
授業料の免除を希望する学生は、カウンターに掲示する日までに、授業料免除申請書を学生カウンター(管理棟1階)へ提出してください。この場合、日本学生支援機構が実施する奨学金貸与制度への申請も必要です。
なお、上記内容は学部生についてですので、大学院生については事務局に問い合わせてください。
・奨学金
福井県立大学では、学生および大学院生の生活を支援するため、以下の奨学金制度を整備しています。
日本学生支援機構: 第一種(無利子)、第二種(有利子)
その他: 地方公共団体・公益法人・営利法人などが育英奨学事業を行っています。
・長期履修制度について
長期履修制度は、大学院生が職業を有している等の事情により、標準修業年限の2年では履修が困難な場合、履修計画等を申請し、許可が得られれば、2年分の授業料を履修が認められた期間の3年または4年で分割納入できる制度です。入学後1年を経過しないものに限ります。
申請は、長期履修をしようとする年度の前年度の1月末までに行ってください。
・教育訓練給付制度
一定の条件を満たした修了した院生に対し、授業料等に相当する額(上限10万円)をハローワークから支給される教育訓練給付制度の講座に指定されています。
課程概要
修士論文を作成する過程を通して、研究者・教育者・指導者の能力を育成します。
4分野「基盤看護学分野」「成育看護学分野」「成熟看護学分野」「広域看護学分野」、9領域「健康科学・基礎看護学」「看護マネジメント学」「母性看護学」「小児看護学」「成人看護学」「老年看護学」「地域・在宅看護学」「公衆衛生看護学」「精神看護学」があり、研究能力を身に着け、看護の専門性を高めることをめざします。
基盤看護学分野 ▶基盤看護学分野ホームページへ
健康科学・基礎看護学
【指導教員】
大島千佳 教授
笠井恭子 教授
東知宏 准教授
上木礼子 准教授
米田誠 特命教授
村上茂 特命教授
平井一芳 教授
水谷哲也 教授
- 健康科学・基礎看護学では、看護学および臨床・研究の土台となる関連学問領域の諸理論をふまえて、看護の対象である人間への理解を深めるとともに健康と環境との相互浸透関係について考究します。また、学生それぞれの問題意識を明確にし、観察、調査、実験等の方法を用いて論理的に思考し研究する能力の育成を目指します。
看護マネジメント学
【指導教員】
笠井恭子 教授
平井一芳 教授
上木礼子 准教授
- 社会や医療情勢の動向を概観し、今日の看護管理に求められる主要な要素である、医療・看護の質の管理、人的資源管理、組織管理等を諸理論から理解を深め、看護管理の現状と課題を明らかにし今後のあり方を探求します。また経営参画ができるマネジメント能力との関連要因等を科学的思考から推論し研究によって探求できる、その方法を学びます。
成育看護学分野 ▶成育看護学分野ホームページへ
母性看護学
【指導教員】
岩谷久美子 教授 https://researchmap.jp/55555iwa
- 母性看護学では、最新の母性に関する動向を概観し、ライフステージからみた女性の健康問題やその家族を含めたニーズへの理解を深め、健康の保持・増進に寄与できる看護実践のあり方を追究します。研究は、最新の専門的知識に基づいて、ウィメンズヘルスおよび母子を取り巻く多様化した社会環境や母性看護に関する内容を広く見据え、看護の役割と新たな知見を探求します。研究にあたっては個々の研究課題を追求し、科学的思考に基づいた基礎的研究能力の獲得を目指します。
小児看護学
【指導教員】
金粕仁美 准教授 https://researchmap.jp/hitomi_kanekasu
- 小児看護学では、あらゆる健康レベルとあらゆる状況にある子どもとその家族を対象とします。小児看護・保健領域に関連する理論や社会の現状等を踏まえた上で、子どもの健やかな成長・発達、健康の維持・回復・増進等に向けた看護実践能力の向上を目指します。また、学生各自が研究課題を明確にし、その研究課題を達成するための研究能力を身につけることを目標としています。
成熟看護学分野
成人看護学
【指導教員】
有田広美 教授 https://researchmap.jp/hrabi12
熊谷あゆ美 准教授
- 成人看護学では、様々な役割を担う成人期にある人の健康問題に焦点を当てて、生涯発達の視点から、看護を科学的に探求していきます。クリティカルケアや周術期看護、慢性期看護や緩和・ターミナルケアなどの看護実践における問題に取り組んでいきます。学びたいという気持ちを持っているけれど迷っている方は、まずは気軽に相談してください。
老年看護学
【指導教員】
久米真代 教授 https://researchmap.jp/583_
- 老年看護学では、高齢者が最期の時まで安楽に生活できるよう、加齢変化の基本的な知識をもとに身体をみる力と全人的にケアする力を強化します。臨床現場で困っている現象に着目し研究に取り組むことで研究者としての基礎能力を高め、自分でケアを創造する力を育みます。7人に1人が認知症疾患に罹患する時代において病院・施設・地域などで質の高い認知症看護を実践・研究できる人材の育成を目指します。
広域看護学分野
地域・在宅看護学
【指導教員】
普照早苗 准教授 https://researchmap.jp/suke9ro
梅津千香子 准教授 https://researchmap.jp/chikakoumezu
成田光江 准教授 https://researchmap.jp/m-narita2
- 地域・在宅看護学では、これまでの歴史、現状と課題、将来展望等の多角的視点から整理し学びます。具体的な学習方法としては、地域・在宅看護学の実践上の課題について、アセスメント、支援・援助内容の検討、評価能力を強化する中で、自身の研究課題を明確化し研究計画書を作成します。最終的に、特論・演習等で学んだ理論や概念を活用しながら、研究的に課題解決に取り組み修士論文にまとめます。地域・在宅看護学領域の研究者として第一歩を踏み出す意欲のある人を求めています。
公衆衛生看護学
【指導教員】
中谷芳美 教授 https://researchmap.jp/read0100704
小島亜未 教授 https://researchmap.jp/7000024064
- 公衆衛生看護学は、地域で生活している様々な健康レベルの個人・家族・特定集団・地域住民全体を対象にその人らしい健康な生活を送ることができるように人々の健康レベルとQOLの向上をめざす実践の科学です。大学院においては、保健師の専門性を踏まえ、質の高い保健師活動を実践していくための根拠となる理論や方法論について理解を深め、実践の場に還元することができる研究をめざしています。
精神看護学
【指導教員】
川村みどり 教授 https://researchmap.jp/kawamura-m
長谷川小眞子 准教授 https://researchmap.jp/read0184323
- 精神看護学では、精神看護学に関する概念・理論の理解に基づき、精神障害を抱えた方々をはじめ人々の精神的健康の保持・増進に寄与できる看護実践のあり方を追究します。研究能力を修得することで、日頃の実践活動における課題解決を目指していきます。健康なコミュニティづくりや精神障害を抱えた方の自立支援に関する研究に取り組んでいきませんか。
授業科目
研究科の詳細は大学院案内2025パンフレット(PDF形式 2,107キロバイト)をご覧ください。
その他の様式は募集要項(冊子)をお取り寄せください。
Contact このページのお問い合わせ先
- 教育・学生支援部 教育推進課
- 〒910-1195 福井県永平寺町松岡兼定島4-1-1
TEL : 0776-61-6000 FAX : 0776-61-6012
E-mail : kyouiku@fpu.ac.jp