学術教養センター
一般教育
多彩な知識と判断力を育む、多彩な講義科目
大学での授業は、各学部・学科の専門知識を学ぶ専門科目と、広く一般の知識を学ぶ一般教育科目に分かれています。一般的に、1年次・2年次では主に一般教育科目の単位を中心に取り、3年次以降は専門科目の比重が高まります。多角的な視点を持った教養人の育成を目的とした豊富な科目を開講しています。
学術教養センター
学術教養センターは、全国でも珍しい一般教育科目のための専門の機関です。それは本学が、一般教育を学生の人
格形成を担う「教養教育」として捉え、各学部での専門教育と同じように重視しているしるしです。
語学教育
外国語を学ぶことは、異なる文化に触れる冒険です。新しい言葉を学ぶたび、未知の世界が広がり、異なる視点で世界を見ることができます。異文化と触れ合う経験は、自らを発見し、豊かな人間性を築きます。新たな言語を習得することで、言葉だけでなく、その背後に潜む歴史や文化も理解できます。異なる文化に触れることで、自分の枠を超え、広い視野で物事を見る力が身に付きます。
文学作品で英語を学ぶ (英語Ⅱb)
長岡 亜生 教授
英語科目としては、必修科目のほか各々の関心や目的に応じて自由に選択できる多種多様な授業を展開しています。この授業では読解力を鍛えることを主目的とし、英米の文学作品を用いて英語を学習します。高校までに学んだ文法や構文を確認しながら、まず内容をとらえ、一語一句ていねいに読んでいきます。グループワークで疑問点なども確認し合います。文学作品の精読を通して、言語だけでなく、その背景にある、日本とは違う文化や社会について学ぶことができ、現代社会を生きていくうえで必要な思考力や想像力も育まれます。物語の面白さを堪能し、世界を広げましょう。
Becoming an Engaged, Reflective,and Independent Language Learner(英語特論)
Jared Denman 准教授
Elective English classes are for students who wish to further develop their language skills with similarly motivated peers, including international students. In several of these, instruction, class materials, and assessment are conducted entirely in the target language, simulating a study abroad experience. Students are encouraged to speak up during discussions, to reflect on their engagement in activities, and to take an active role in becoming in dependent language learners.
一般教育プログラム
私たちは1000年前の人々とどう違うのか?
松本 涼 准教授
大学時代に中世アイスランドのサガと呼ばれる物語に出会い、アイスランドの歴史を研究してきました。授業ではヨーロッパの歴史や北欧神話について教えています。歴史や神話は遠いものに見えますが、実は身近な生活や文化につながっています。たとえば、北欧神話は漫画『進撃の巨人』などにも活用されました。北欧神話には巨人を殺害してその身体から世界を創るという創世神話に代表されるように残酷な描写も多いですが、その残酷さ、過酷な世界観こそ先の見えない現在を生きる人々の心に響くのかもしれません。しかし、巨人の身体を利用した世界創造には家畜の血や肉を無駄なく利用する牧畜民の生活が反映されているという解釈もあり、過去の人々にとっては残酷な話ではなかったかもしれません。21世紀の人間がどのような特徴をもった生き物なのか、一緒に考えてみませんか。
「法的思考(リーガルマインド)」を身に付けよう
根田 恵多 准教授
憲法学者として、信教の自由や平等権などについて研究しています。授業では、ジェンダー、いじめ、暴力団、スポーツ、安楽死、地球環境、インターネット、AI・ロボットなど、さまざまなトピックを取り上げて、法学の観点から議論しています。本学に法学部はありませんが、どの学部で学ぶ方にとっても、「法的思考(リーガルマインド)」は役に立つと思います。「法を解釈し、事実に適用する」という枠組みを身に付けることで、説得力のある主張ができるようになるはずです。そんな法的思考を実践している法律家たちの生の声に触れるために、裁判所に傍聴に行ったりもしています。法的思考を身に付けたい方、一緒にとことん議論してみたい方、お待ちしています。
現代社会の問題を掘り下げて考えてみよう
加藤まどか 准教授
家族、ジェンダー、ケアに関わるテーマで研究をしてきました。授業では、家族の変容、子育てや高齢者介護、学校教育や雇用・労働における問題などを解説しています。問題の背景について理解を深めると、より柔軟な捉え方ができるようになります。学術ゼミでは、ケアに関わる問題について、文献を読んだり、映像資料を視聴したりして議論しています。教養ゼミでは、子どもの権利、貧困、児童虐待等を学び、学童期の子どもへの支援について学ぶために放課後児童クラブでの活動も行っています。皆さんの受講をお待ちしています。
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