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水田 尚志みずた しょうし
プロフィール
研究活動
専門 | 食品化学・水産化学 |
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研究活動の紹介 | 1.魚介類コラーゲンの有効利用に関する研究 ・魚介類(特に無脊椎動物)の組織からコラーゲンを効率よく回収する技術を確立する。 ・コラーゲンの性状や機能を明らかにすることにより食品、香粧品や医薬品などの原料として有効利用するための基礎を築く。 2.魚介類肉およびその加工品の物性発現機構に関する研究 ・物性(歯応えや舌ざわりなど)と構成成分(タンパク質など)との関連を明らかにする。 ・加熱、塩漬や酢漬などの加工処理による物性変化のメカニズムを解明する。 3.ナマコ類の利用に関する研究 ・ナマコ類に含まれる機能性成分(特に糖タンパク質類や多糖類)の回収法の確立および機能解明を行い、有効利用法の探索を行う。 ・各種成分の特性を生かしたナマコ類の新たな加工法の開発に取り組む。 |
キーワード | コラーゲン 分子種 結合組織 細胞外マトリックス 食感 魚介類 筋肉 残滓 有効利用 未利用生物 |
著書・論文
【著書】
・「コラーゲンの性状とゲル形成」 (恒星社厚生閣 「かまぼこの足形成-魚介肉構成タンパク質と酵素の役割」 第7章), p86-97, 2001年
・「コラーゲンの回収と利用」 (恒星社厚生閣 「アンチエイジングをめざした水産物の利用」第10章),p112-123,2011年
【論文】
・Characterization of Molecular Species of Collagen in Muscles of Japanese Amberjack, Seriola quinqueradiata.(ハマチの普通肉と血合肉に存在するコラーゲン分子種の特性) Food Chemistry 84, 127-132 (2004).
・Partial Characterization of Collagen in Several Bivalve Molluscs.(数種二枚貝類に存在するコラーゲンの特性 )Food Chemistry 87, 83-88 (2004).
・Characterization of the quantitatively major collagen in the mantle of oyster Crassostrea gigas. (マガキ外套膜の主要コラーゲンの特性) Fisheries Science 71, 229-235 (2005).
・cDNA cloning and characterization of Type I procollagen alpha 1 chain in the skate Raja kenojei. (コモンカスベI型プロコラーゲンá1鎖のcDNAクローニングと特性) Comparative Biochemistry and Physiology 144B, 1-10 (2006).
・cDNA cloning and characterization of Type II procollagen alpha 1 chain in the skate Raja kenojei. (コモンカスベII型プロコラーゲンá1鎖のcDNAクローニングと性状) J. Fish. Sci. Technol. 9, 22-29 (2006).
・Behavior of connective tissue in fish surimi on fractionation by sieving. (ふるいを用いる分画により調製した魚すり身中の結合組織の挙動) Food Chemistry 100, 477-481 (2007).
・Purification and characterization of molecular species of collagen in the skin of skate (Raja kenojei). (コモンカスベ皮膚に存在するコラーゲン分子種の精製と性質) Food Chemistry 100, 921-925 (2007).
・Properties of scallop mantle collagen: its content, tissue distribution and thermal behavior. (ホタテガイ外套膜のコラーゲンの特性:含有量、組織分布と熱挙動) Fisheries Science 73, 1353-1361 (2007).
・Effective utilization of giant jellyfish Nemopilema nomurai: An application of autolytic tissue disintegration to isolation of collagen from the jellyfish tissues.(エチゼンクラゲの有効利用:自己消化的な組織崩壊現象を応用したコラーゲンの単離) Proceeding of 5th World Fisheries Congress (2008).
・「Hot-water solubility of mantle collagens in several cephalopod molluscs」(数種頭足類の外套膜コラーゲンの熱水溶解性),英文・共著,Fisheries Science (2009).
・「Characterization and comparison of collagens extracted from the digestive tract and skin of a Japanese amberjack Seriola quinqueradiata」(ブリの消化管および皮膚より抽出されたコラーゲンの特性と比較),英文・共著,Journal of Food Biochemistry (2009).
・「Molecular species of collagen in muscular and vertebral parts of white sturgeon Acipenser transmontanus」(シロチョウザメの筋肉部および脊椎骨部の存在するコラーゲン分子種)),英文・共著,Fisheries Science (2011).
・「コラーゲン資源としての水産動物の利用」和文・単著,皮革科学(2012)
・「Existence of a 400kDa glycoprotein in the dermis of sea cucumber Apostichopus armata: partial purification and characterization」(マナマコ真皮における400kDa糖タンパク質の存在:部分精製と性状),英文・共著,Fisheries Science (2013).
・「Enzymatic solubilization of collagen in the skin of diamond squid Thysanoteuthis rhombus: application of a fungal acid protease」(ソデイカ皮膚コラーゲンの酵素的可溶化:カビ由来酸性プロテアーゼの応用),英文・共著,Fisheries Science (2013).
社会・地域活動
福井県立大学小浜キャンパス放射線取扱主任者(2002年4月から2008年3月)
日本水産学会中部支部庶務幹事(2010年4月から2012年3月)
小浜市今富地区体育協会常任理事(2010年4月から2012年3月)
小浜市伏原区役員(2010年4月から2015年3月)
教育活動
担当科目 | 化学II・食品化学・海と暮らし・化学実験 |
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オフィスアワー | |
相談・講演・共同研究等に応じられるテーマなど | 低利用海洋生物または水産加工残滓からのコラーゲンの回収法ならびに利用化について |
その他
受賞:平成8年度日本水産学会賞奨励賞