大学創立25周年 記念シンポジウム「地域企業のグローバル化を考える」を開催しました。

10月21日(土曜日)、福井県立大学 講堂において、経営史学会全国大会の開催および大学創立25周年を記念して、「地域企業のグローバル化を考える」と題したシンポジウムを開催しました。

このシンポジウムは、今年創立25周年を迎えた本学で経営史学会の全国大会が開催されることを機に開催されたもので、ヒト・モノ・カネといった経営資源が国境を越えて行き来する現代の地方企業が求められる「グローバルな視点を持った経営」について、

「グローバル展開を迫った要因」

「国内市場でなくなぜ海外か」

「地域企業がグローバル化に際して抱える問題点」

「グローバル化してからも本拠を『地域』に置き続ける意味は何か」

などをテーマに、福井県を代表するグローバル企業であるセーレン(株式会社)の事例等を通して、経営史研究の専門家とともに議論を交わしました。

基調講演ではセーレンの川田会長から、同社のこれまでの歩みと、福井を代表する繊維企業としての経営の多角化・グローバル化の取組み等について講演をいただいたほか、繊維や眼鏡など福井県の特徴的な産業に関する研究について報告者から報告があり、その後、報告者を交えた討論が行われました。

討論では、本学の前学長である下谷福井県立大学名誉教授がコーディネーターを務め、シンポジウムの参加者からも質問が投げかけられるなど、会場に集まった約300人の前で活発な議論が交わされました。

当日の様子
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【参考 当日のプログラム】
基調講演
セーレン(株式会社)代表取締役会長・最高経営責任者 川田 達男氏

報告・コメント
東京大学社会科学研究所教授 中村 尚史氏
福井県立大学地域経済研究所客員研究員、東洋大学准教授 井上 武史氏
福井県立大学客員教授・東京理科大学大学院教授 橘川 武郎氏
日本貿易振興機構アジア経済研究所 地域研究センター次長 川上 桃子氏

討 論
上記参加者による討論
コーディネーター 福井県立大学名誉教授・前学長 下谷 政弘氏

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