県大生と東大生との合同フィールドワーク「福井県坂井市の観光・まちづくり・交通について考える」を実施しました

9月5日(火曜日)~8日(金曜日)、県立大学と東京大学の学生による坂井市での合同フィールドワークが行われました。これは、2022年7月に福井県立大学地域連携本部と東京大学地域未来社会連携研究機構が締結した連携協定の一環として実施したものです。東大からは6名、県立大からは日ごとに2~4名、延べ7名の学生が参加しました。

9月5日(火曜日)には、午後から坂井市役所を訪問しました。まず、坂井市の特徴や課題、政策に関する説明を受けた後、「空き家対策」、「地域交通」などの6つのテーマごとにグループに分かれ、市の職員とディスカッションを行いました。

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市職員のお話を聞く参加者一同

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グループに分かれて活発な議論

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池田市長と一緒に記念撮影

9月6日(水曜日)には、東大生は各々の関心に基づき、坂井市の東尋坊・三国地区や春江地区、丸岡地区、福井駅周辺などを訪問しました。県大生は東尋坊・三国地区を訪れるグループに同行しました。東尋坊では、東尋坊タワーや商店街にも足を伸ばして、東尋坊のイメージアップ戦略について考えました。三国地区では、まちあるきを行った後、UDCS(アーバンデザインセンター坂井)にて、三国地区のまちづくりについてお話を伺いました。

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UDCSの方から三国に特徴的な建築様式に関して説明を受ける一同

9月7日(木曜日)には、まず、テクノポート福井にあるUACJ福井製造所にて、工場見学を行いました。UACJ福井製造所は世界有数の大型設備を誇るアルミニウム板圧延工場で、飲料缶材や自動車のパネル材を製造しています。学生は工場の規模に驚くとともに、顧客のニーズに即した品質管理の厳密さに感嘆させられました。また、見学後、UACJが福井に工場を設けた経緯や、今後の事業戦略に関して質疑応答が行われました。

午後からは、坂井市丸岡地区にあるエイトリボンリノベーションセンターにて、工場見学を行いました。同工場は、旧式ジャガード織機が現役で稼働する織物工場としては日本最大級で、かつての丸岡エイトリボン協業組合の工場をリノベーションしてつくられました。学生は複雑かつ精密な工程によって色鮮やかなリボンが織り込まれていく様子を興味深く見学しました。

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織物の製造工程について説明を受ける一同

その後、県立大の地域経済研究所にて、ワークショップが行われました。東大生が各自調査した内容に関して発表し、それに対して県大生がコメント・質問を行いました。

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ワークショップの様子

(関連情報)
2022年7月 本学地域連携本部は東京大学地域未来社会連携研究機構と連携協定を締結しました
 

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