サバ完全養殖実用化研究『さばイバル・プロジェクト』が「令和7年度TeSH(Tech Startup HOKURIKU) GAP ファンドプログラム ステップ2」に採択され、記者発表会を行いました。
6月10日(火曜日)、サバ完全養殖実用化研究『さばイバル・プロジェクト』の記者発表会を行いました。
本学は、田烏水産株式会社、ふくい水産振興センター、ほくほくキャピタル株式会社と共に、産学官連携し、サバ完全養殖実用化研究『さばイバル・プロジェクト』を海洋生物資源学部先端増養殖科学科の田原大輔教授を研究代表者として、昨年度より推進してまいりました。
その成果が認められ、この度「令和7年度TeSH GAPファンドプログラム ステップ2」に採択され、2ヶ年に及ぶ研究支援を受けることとなりました。
今、日本のサバは、前年比6割減もの漁獲規制がかかるほど減少し、「小浜よっぱらいサバ」をはじめとする各地の養殖サバも海水温上昇による大量死等で、存亡の危機に瀕しています。 その危機を乗り越え日本のサバを復活させるべく、『さばイバル・プロジェクト』は、2024年に同基金のステップ1に採択され、支援を受けて、研究とスタートアップ事業計画に挑んでまいりました。
研究の核となるのは、高海水温に耐え得るサバへの品種改良。さらに、産学官の力を結集し、研究施設と海面での実証研究をも進め、総合的サバ完全養殖システムを創造します。
また、ベンチャーキャピタルであるほくほくキャピタル株式会社から、官学が弱いビジネス面での支援を全面的に受けることで、確かな事業計画を立て、2027年にスタートアップ企業を創立し、「小浜よっぱらいサバ」をはじめ日本全国のサバ養殖を復活させ、成長産業を目指します。
本研究プロジェクトのメンバー
(左からほくほくキャピタル(株)植嶋徹取締役、田原大輔教授、
吉浦康寿教授、田烏水産(株)横山拓也代表取締役)
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