生物資源学部では、農地(水田や畑)のカーボンニュートラルの実現に向けた研究に取り組んでいます!

生物資源学部では生物資源学科と創造農学科の5名の教員が九州大学と連携しながら、農地から放出される温室効果ガスの削減に向けた取り組みを本学の戦略的課題研究推進事業として進めています(研究代表者: 塩野克宏教授)。この度、研究プロジェクトを促進させるために、北陸3県で初となる、農地から放出されるメタンなど温室効果ガスを測定する可搬式装置を導入しました。 

令和7年9月2日(火曜日)、永平寺キャンパス実験研究圃場において、教員と博士研究員によるデモンストレーションが行われ、その様子がメディアで報道されました。 

地球温暖化対策が各分野で進むなか、農業分野ではCO₂に加え、温暖化係数がCO₂の25倍であるメタン(CH₄)、265倍の一酸化二窒素(N₂O)の排出抑制が大きな課題となっています。特に日本では水田からのCH₄排出が国内総メタン排出量の約半分を占めており、耕地面積の91%を水田が占める福井県にとって、水田からの温室効果ガス削減は避けて通れない重要な課題です。

福井県立大学は、研究の推進と人材を両輪として、地域農業の未来とカーボンニュートラル社会の実現に貢献してまいります。

測定

コシヒカリの水田からのメタンと二酸化炭素の放出量を計測している様子
 

生物資源学部のHP:https://www.fpu.ac.jp/faculty/faculty/biotechnology/about/index.html

塩野克宏 教授の研究内容 : https://sites.google.com/g.fpu.ac.jp/kankyo/shiono-res?authuser=0
角田智詞 准教授の研究内容: https://sites.google.com/g.fpu.ac.jp/kankyo/tsunoda-res?authuser=0

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