永平寺町との連携授業「永平寺町学」で町内の繊維企業を訪問しました

 本学では、キャンパスが立地する永平寺町との包括的連携協定に基づき、昨年より1年生を対象とした一般教育科目において、永平寺町をフィールドに地域を学ぶ「行って・見て・聞いて・考える永平寺町学」を開講しています。

 今回、今年度の永平寺町学の一環として、12月19日(水曜日)、受講生19名が永平寺町で織物やニット生地を製造している「豊島繊維株式会社」を訪問し、織物やニット生地ができるまでの工程や同社が誇る高い技術力について学びました。

 講座では、豊島繊維株式会社の水口常務取締役に講義をいただき、織物では一般に知られていない織機で織るまでの糸の
準備工程が仕上がりを左右するということや、髪の毛よりも細くて軽い糸を高密度に織り上げる同社ならではの技術につい
て紹介され、学生達はこれまで特に意識していなかった織物ができるまでの流れの話に、熱心に耳を傾けていました。

 また、工場見学では、サイジングやドローイングといった、糸を織機にかけるまでの数々の準備工程や高速で動く織機等を見学し、糸から織物が出来上がるまでの工程にイメージを膨らませているようでした。

 学生からは「これまで織物とニット生地の違いについてさえ考えたことはなかったが、生地の組織の話を聞いたり工程を
見学したりして、全く違うことが分かった」といった声が聴かれ、実際に軽量・高密度で織り上げられた同社の織物が使われ
たダウンジャケットを着用した学生は、その軽さと暖かさに声を上げていました。

 永平寺町学ではこれまで、九頭竜川から永平寺町の自然について学ぶ回や志比北地区をモデルに地域活性化について
考える回、JAの取組みから農業を学ぶ回や今回の企業見学を通して、様々な視点から永平寺町について学んできました。
今後学生達は自分達が学んだことや地域活性化について自分達ができること等についてグループごとにまとめ、最終の
1月23日(水曜日)にそれぞれの検討結果について発表する予定です。

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