特別企画講座「福井の風景づくりの過去・現在・未来」の第1回講座を開講しました

 本学地域連携本部では、子どもから大人まで、幅広い県民の学びを支える「公開講座」を開講しています。

 公開講座では今年度より、福井の歴史文化、自然、産業等の特色や地域とのつながりをテーマにした特別企画講座を開講していますが、昨日1月26日(土曜日)より、今期最後の特別企画講座「福井の風景づくりの過去・現在・未来」がスタートしました。この講座では、一般に景色・風景を意味する「ランドスケープ」をテーマに、福井の風景づくりの在り方や将来像などについて研究している「福井ランドスケープ研究会」の方々に福井の風景づくりの歴史や目的等について、全3回に渡ってお話いただく予定です。

 第1回は「福井の風景づくり~福井の歴史風景・近代風景・風景素材~」と題して、同研究会の山本 和央 氏(緑建設計)、内藤 汎 氏(ランド計画)、林 忠次 氏(グリーンシア)の3名の方々に講義をいただき、一般の方やランドスケープに関わる業種の方など、約40名の方々にご参加いただきました。

 講義では、近代化や経済発展、自然に対する崇拝など、様々な要因により今の風景が作り上げられてきたことや、松岡古墳群や城下町としての機能を有する朝倉氏遺跡、宗教都市としての白山平泉寺や有力者の嗜好・もてなしの空間である私設庭園など、時代背景によって変遷するランドスケープの目的等について福井の具体的な事例を挙げてお話いただき、参加者は熱心に耳を傾けていました。

 次週2月2日(土曜日)の第2回講座「人々が楽しく集う公園と福井の美しい庭園」では、近現代の風景事例として「金津創作の森」や「越前古窯博物館の路地庭」等について紹介いただき、2月9日(土曜日)の最終第3回講座「福井のランドスケープの未来」では、講師と参加者が共に福井の風景づくりのこれからを考える講座を、これまでの講師を交えたパネルディスカッション形式で開講する予定です。次回以降も多くの皆様のご参加をお待ちしています。

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