永平寺町との連携授業「行って・見て・聞いて・考える永平寺町学」がスタートしました

 地域連携本部では、地域の方々をはじめ、企業・団体・行政など様々な方面と連携した取り組みを進めています。
 

 本学では10月から後期授業が始まりましたが、10月9日(水曜日)より、主に1年生を対象とした一般教育科目「行って・見て・聞いて・考える永平寺町学」がスタートしました。この授業は、永平寺町と本学が包括的連携協定の締結を機に、両者が連携して企画し、スタートさせたもので、今年で3年目になります。


 永平寺町学では、学生がグループに分かれて永平寺町の政策やまちづくり、人々の暮らし等について町民の方による講義やフィールドワークを通じて学んでいきます。今年度は国連で採択された持続可能な開発目標を踏まえ、「SDGsの観点から永平寺町のまちづくりを考える」をテーマに、年明け1月まで全15回開講します。


 本格的に授業が開始となる10月9日の第2回講義では、まず「SDGsとは何か」について学ぶ機会として、MS&ADインターリスク総研株式会社の 粟ヶ窪 千紗 氏に、SDGsの基礎について講義をいただきました。講義では環境問題や子どもの貧困など、一見私たちの住む日本とは縁遠いと思いがちな問題について様々な事例を交えてご紹介いただき、少子高齢化などを踏まえた将来の日本の姿を基に、「様々な問題を身近なものとして捉えること」と、「将来、私達が暮らす地域がどのようであって欲しいかを考えること」の重要性についてお話いただきました。また、同じく講師として株式会社福井銀行 経営企画チームの 小林 拓未 氏より、福井銀行のSDGsに関する独自の取り組みについて、自治体との観光・まちづくりに関する取り組み事例を交えて講義をいただき、熱心にメモをとる学生の姿も見られました。

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 10月16日の第3回講義では、永平寺町役場 総合政策課の 山村 徹 氏を講師にお招きし、県外出身者が半分を占める受講生に対して、永平寺町の各地域の歴史的背景や特色など、永平寺町の紹介をはじめ、永平寺町が抱える課題や自動走行実験をはじめとした新たな取組みなどについて、現場のエピソード等も交えながら分かりやすく講義をいただきました。

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 今後、永平寺町学では本格的にフィールドワークが始まります。学生達は永平寺町の現状や取り組み、課題等について学び、考え、最終回ではグループ別に学生目線で考える持続可能なまちづくりについて発表する発表会を開催する予定です。次回第4回講義では永平寺参ろーどで実際に行われている自動走行車の実証実験の現場を訪問します。

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