特別企画講座「食べること・飲み込むこと~誤嚥性肺炎の予防法~【食事編】」を県立病院と新町ハウスで開講しました
地域連携本部では、子どもから大人まで、県民の各ライフステージにおける学びを支える「公開講座」を開講しています。
今年度前期公開講座では、福井県歯科医師会、福井県立病院との共催により、在宅で療育・療養が必要な人々への口腔ケアサポートの技術を演習を踏まえて学ぶ特別企画講座「食べること・飲み込むこと」の【口腔ケア編】を開講しましたが、後期講座では、ここに福井県栄養士会にも参画いただき、「食べること・飲み込むこと」の【食事編】を開講しています。
この講座は全3回、同じ内容で会場を変えて開講する講座で、住民の方々には受講しやすい日・場所を選んで受講いただけます。9月28日(土曜日)には、県立病院のエントランスロビーで第1回目を開講しました。
講座ではまず、物を飲み込む「嚥下」の仕組みと食べるときの姿勢のポイント等について、看護福祉学部 成田准教授よりお話し、その後、県立病院の管理栄養士で福井県栄養士会所属の 橋詰 唯 氏を講師に、食事のしやすい環境づくりや嚥下機能が低下したときの食事の柔らかさ、そうした食事を作る時のポイントなどについて講義をいただきました。講義の後は、嚥下機能が低下した方でも食べやすいだけでなく、味の面でも日常から介護職まで幅広く使える「ユニバーサルデザインフード」等の試食を交えながら、講師や受講者が一体となって食事介護の方法を演習形式で学びました。
10月20日(日曜日)には、同講座を本学が元民家を地域交流の場として活用している「新町ハウス」を会場に、福井県歯科医師会の大野屋 雅寛 医師と、福井県栄養士会 管理栄養士の 永田 めぐみ 氏を講師に開講し、ハウスの周辺地域の方にも受講いただきました。講座では「食事後に誤嚥を防ぐためにどれくらいの時間座位を保った方が良いか」や、「嚥下機能を鍛えるにはどうすればいいか」など、実際に演習を通して疑問に思ったことについて講師に質問する受講者の姿も見られるなど、会場の雰囲気もあり、和気あいあいとしていました。
「食べること・飲み込むこと」の食事編は、12月8日(日曜日)に最終の第3回講座を永平寺キャンパスの地域経済研究所で開講予定です。県立病院と新町ハウスの回の受講を逃した方は、ぜひ受講ください。たくさんのご参加をお待ちしております。
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