永平寺町学の受講生が地域住民との交流を通じて「人生100年時代」について考える交流会を開催しました

 本学では、連携協定を締結している永平寺町との共同企画として、後期の一般教育科目において永平寺町をフィールドに地域を学ぶ「行って・見て・聞いて・考える永平寺町学」を開講しています。


 今年度の永平寺町学では、『SDGsの観点から永平寺町のまちづくりを考える』をテーマに、永平寺町が取り組む自動走行実験や少子高齢化が顕著な志比北地区の活性化に向けた取り組み、永平寺門前の観光まちづくりなど、永平寺町に関する様々な分野について、フィールドワークを通じて学んできました。


 令和2年最初の授業となった1月8日(水曜日)には、「人生100年時代を地域で支えるまちづくりを考える」と題して、学生達が永平寺町健康長寿クラブの高齢者とスポーツ吹き矢体験や座談会を通じて交流し、永平寺町での暮らしについて理解を深める交流会を開催しました。


 交流会ではまず、健康長寿クラブの和田 高枝 会長にクラブの活動について紹介いただき、同じくクラブのメンバーで、日本吹き矢レクレーション協会公認インストラクターの杉田 忠信さんの指導のもと、最近高齢者の健康づくりの一環としても人気があるスポーツ吹き矢を体験しました。矢を遠くに飛ばすためには、正しい姿勢を保つことと腹式呼吸が重要で、高齢者の方々の矢が見事に的に当たると、学生達は驚きの声を上げていました。


 グループに分かれて行った座談会では、学生達から永平寺町の住みやすさや日々元気に生活するための秘訣などについて質問があり、高齢者の方々は健康長寿クラブをはじめとした地域コミュニティーの役割や、趣味をはじめ日々楽しみを持って生きることの大切さなどについて語られました。また、和田会長からの「せっかく永平寺町に大学があるのだから、地域住民と若者がもっと交流する機会があれば」との投げかけに対して学生からは「ぜひ大学祭に健康長寿クラブの方々を招待したい」との声が聞かれるなど、終始和やかな雰囲気の中、思い思いの言葉で会話が進んでいました。


 永平寺町学では、学生達が授業での学びから得たヒントをもとに、自動走行実験や今回の人生100年時代の生き方など、グループごとに割り振られたテーマで地域活性化策をまとめ、1月22日(水曜日)の学生発表会で発表する予定です。


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