県大生と東大生とのエクスカーション「三国湊の歴史をたどり、観光を考える」を実施しました

 9月8日(木曜日)、県立大学と東京大学の学生が、三国湊のまちあるきをし、観光のあり方について考えるエクスカーションを行いました。これは、7月19日(火曜日)に福井県立大学地域連携本部と東京大学地域未来社会連携研究機構が締結した連携協定の一環として実施したものです。

 まず、坂井市三国町の「マチノクラ」で、貴重なビデオと一般社団法人三國會所理事長からの説明により、北前船の寄港地として栄えた三国湊の歴史を学びました。

1

 その後、ガイドの方の説明を受けながら、まちあるきを開始。大正初期の「かぐら建て」町屋の旧岸名家では、くぐり戸や細長い「とおりにわ」と「せど」と呼ばれる庭、船ダンスなど、珍しいものに興味津々でした。
 続いて、大正9年に建てられた旧森田銀行本店を見学しました。外部の古典主義的なデザインに見とれてしまうとともに、内部の豪華な漆喰模様や見事な彫刻の保存状態の良さは驚きでした。

2

3

 まちあるきの後は、町屋の和室で車座になって、気づいた点や感想を述べあうとともに、三国湊の観光の課題や方策について意見交換を行いました。学生からは、「地域の人々の郷土愛が感じられた」、「子供たちが継承していくことが大切」、「点在している見どころをつなぐストーリーが必要」、「川沿いも活用して、魅力のある観光地として発信できないか」などの発言がありました。

 今後も、合同で観光、まちづくりのフィールドワークを行うなど、継続的に交流していく予定です。

4

(本学地域連携本部は東京大学地域未来社会連携研究機構と連携協定を締結しました)
https://www.fpu.ac.jp/news/d154583.html

Contact このページのお問い合わせ先

福井県立大学
〒910-1195 福井県永平寺町松岡兼定島4-1-1 
TEL : 0776-61-6000 FAX : 0776-61-6011
E-mail : so-kikaku@fpu.ac.jp