木元教授と福井県内の企業が共同開発した微生物製剤を日本食品機械工業会主催 FOOMAJAPAN2022 国際食品工業展に出展しました

令和4年6月7日 火曜日から10日 金曜日の期間に、東京ビックサイトにて開催され、食品製造に関する日本最大規模の展示会FOOMAJAPAN2022国際食品工業展に本学生物資源学部創造農学科・木元 久教授と株式会社クォードコーポレーション(福井市)が共同開発した「微生物製剤」を出展しました。

技術紹介セミナーでは、本学卒業生でクォードコーポレーション社の八田様が来場者に微生物製剤の開発経緯や製剤の概要などを説明しました。

本展を通じて、企業や研究などの多くの来場者に本製剤を紹介し、意見交換することができました。

                      木元先生
               写真 技術紹介セミナーにて微生物製剤について説明する様子

微生物製剤の概要

 下水処理設備の機能を低下させるような高濃度有機性廃水の放出は、下水道法により厳しく規制されています。この目的で各事業所には、廃水を公共下水道に流す前に下水排除基準以下にするための除害施設(廃水処理設備)の設置が義務づけられています。近年、食品工場などでは生産効率を高めることを目的として、製造を1箇所で集中的に行うケースが増えてきたことから、この基準値をクリアするのが難しい工場も出てきました。しかしながら、事業者側としては、なるべく廃水処理にはコストをかけたくないと考えています。このような背景から、既存の廃水処理設備を拡張・増設するのではなく、微生物を高機能化することにより廃水処理能力を高める技術が求められていました。そこで、株式会社クォードコーポレーションとの共同研究により廃水処理に特化した微生物製剤を開発しました。

Contact このページのお問い合わせ先

経営企画部 連携・研究課
〒910-1195 福井県永平寺町松岡兼定島4-1-1 
TEL : 0776-61-6000 FAX : 0776-61-6012
E-mail : kenkyu@fpu.ac.jp