養殖アラレガコの料理開発に取り組んでいる森田公民館食堂部のみなさんが海洋生物資源臨海研究センターに見学に来れられました!

6月16日(木曜日)、養殖アラレガコの料理開発に取り組んでいる福井市森田公民館食堂部のみなさんが、海洋生物資源臨海研究センター(小浜市堅海)に見学に来れられました。当日はアラレガコの研究を行っている先端増養殖科学科の田原大輔教授が施設の案内や養殖アラレガコの技術について説明しました。

アラレガコはカジカの仲間で、アユカケやカマキリと呼ばれ、海で生まれ稚魚で川を遡り成魚となった後、産卵のために海に戻っていく魚です。

本種は本州広くに分布してますが、九頭竜川だけでアラレガコの伝統漁や食文化が存在していたことから、九頭竜川の生息地が国天然記念物に指定され保護されています。しかし、九頭竜川のアラレガコ生息数が減少してきたため、伝統漁や食文化も消滅の危機にあります。

養殖アラレガコの生産技術は、九頭竜川のアラレガコ食文化を復活させるために開発されたもので、福井県内の水族館・試験機関・高校・大学・民間企業による地域の知が集約され、確立されてきました。

今後は、九頭竜川のアラレガコを増やすために生息環境の保全などの研究を進めていきます。

≪参考リンク集≫

福井県立大学ブックレット第1巻「水産増養殖と環境まちづくり 」(養殖アラレガコの研究開発について、掲載しています。購読無料)

先端増養殖科学科特設ホームページ(2022年4月に開設した増養殖を学べる新学科の特設ホームページです。)

福井県立大学オープンキャンパス2022(先端増養殖科学科の施設見学や学科説明を行います。)

九頭竜川の天然記念物:水産増養殖の技術で守り引き継ぐ(田原教授講義動画:夢ナビ講義動画サービス)

森田公民館ホームページ

gazougazou2

Contact このページのお問い合わせ先

福井県立大学
〒910-1195 福井県永平寺町松岡兼定島4-1-1 
TEL : 0776-61-6000 FAX : 0776-61-6011
E-mail : so-kikaku@fpu.ac.jp