大学院への道

海洋生物資源学専攻は福井キャンパスの生物資源学専攻とともに福井県立大学大学院生物資源学研究科を構成しています。
当研究科海洋生物資源学専攻においては、4専門種目において高度の専門科目を履修し、論文の作成指導を受けます。
前期博士課程(2年制、定員1学年12名)において修士論文を、後期博士課程(定員1学年4名)において博士論文を提出して認められれば、
それぞれ修士、博士の学位を取得することができます。
大学院の入試情報については募集要項をご覧ください。

生物資源学研究科

教育・研究内容

海洋生物資源学専攻(博士前期課程・博士後期課程)

若狭湾周辺をはじめ、様々な海域をフィールドとした海洋生物資源の開発、育成ならびに生物生産の場の生態系と環境に係わる開発・制御に関する研究を 行います。また、海洋生物生体成分の生科学的特性および食品原料学的特徴の解明とその応用、ならびに新機能性水産食品の開発の基礎に関する研究を 行います。

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教育の特色

充実した教授陣

多彩な専任教員に加え、各分野の第一人者を非常勤講師として招くなど、質量ともに充実しています。

最先端の学術研究

生物科学、生命科学研究の基礎研究を重視するとともに、海洋生物資源の開発と利用、および生物機能の解明と応用という最先端の分野に果敢にチャレンジしています。

実践・応用力の重視

臨海研究センター、食品加工実習室、日本唯一の地球自転影響再現水槽など、最新の実験施設を駆使した実践的な教育・研究を行っています。

生物資源学研究科海洋生物資源学専攻の教育・研究

博士前期課程(修士)12名 博士後期課程(博士)4名

海洋の動植物、微生物資源の開発、利用及び環境保全に関する高度の専門教育・研究

専門種目名 研究室 主要科目名 共通科目

水圏生物生態学

Aquatic Molecular Physiology


藻類生命科学研究室
水圏資源生態学研究室
藻類学
 
細胞遺伝学
分子進化学
などの16科目
生理学、生化学、分子生物学などを基礎とした海洋生物の窒素代謝系・光合成及び環境適応機構の解明

海洋生物培養学

Marine Aquaculture and
Stock Enhancement


成熟制御・種苗生産分野
養魚育成管理分野
魚病・免疫分野​​​​​
海洋生物培養学
海洋生物育成学
魚類学、分子生物学、動物生理学、動物培養学、病理学などを基礎とした水産資源生物の増・養殖の新技術開発

海洋生態環境学

Aquatic Microbiology and
Environmental Engineering

水圏微生物生態学研究室
海洋環境動態学研究室
海洋生態工学海洋微生物生態学 海洋微生物学、海洋生態化学、海洋環境工学などを基礎とした水圏微生物の動態・物質循環・生態系環境及びそれらの相互作用の解析と環境創出技術の開発

海洋生物資源利用学

Marine Food Science

水産資源化学研究室
食資源利用学研究室
生物資源利用学
食品機能化学
食品化学、食品工学、食品機能化学などを基礎とした海洋生物資源の生物機能及び食品機能の解析と高度利用

海洋情報科学・社会科学

Marine Social Science

水産ビジネス情報解析分野 海洋社会科学
 
経済学、政策論、流通論などの社会科学を基礎とした海洋の利用とその関連産業の研究

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国際的な学会への参加も魅力。視野も交流もさらに広がる。

3年後期に出会った研究テーマ、「南極オキアミを食料資源として考える」。
オキアミはタンパク質源が豊富ですがとてもデリケートで不安定。
そこに魅力を感じつつ、日本の自給率の低さも考えながら研究をしていました。
また大学院では、学会への参加も経験。学会は情報が豊富で刺激的!
国際的な視野も広がるので面白いです。それに同世代が頑張る姿を見ると、自分の活力にもなります。

博士前期課程 海洋生物資源学専攻 平成22年修了 黒川隆満さん