県内企業との連携により、学生がデザインした恐竜Tシャツが誕生しました

県立大学恐竜学研究所では、恐竜研究を志す学生を育成するとともに、研究成果の社会還元を県内企業とともに積極的に進めています。

この度、県立大学認定ベンチャー企業であり、恐竜学研究所の教員も参画する株式会社恐竜総研(永平寺町松岡兼定島)(※1) と、ユニフォーム制作会社であるサファイアコーポレーション株式会社(福井市石盛)との産学連携により、県立大学大学院にて恐竜研究を行う坂根広大さん(生物資源学研究科修士2年)がデザインした恐竜Tシャツが開発・発売されました。

写真1

同Tシャツは、「恐竜学研究所の研究成果をデザインに昇華する」というコンセプトのもと、2020年に恐竜学研究所教員の河部壮一郎准教授・服部創紀助教が発表したティラノサウルスの下顎の血管神経系に関する論文(※2)の図を、Tシャツのデザインとして活用したものです。Tシャツには同研究に関する概要の解説文も付属し、デザインを楽しみながらその背景に触れることができます。

Tシャツは3種類、黒と白2色の計6種類、大人用S、M、Lの3サイズ。
定価は3,850円(税込)です。

・論文Tシャツ(1)
黒オモテ①黒ウラ①

・論文Tシャツ(2)
白オモテ(2)白ウラ(2)

・論文Tシャツ(3)
黒オモテ(3)黒ウラ(3)
 

〇販売場所
・ダイノソーゲート(福井駅西口「未来プラザふくしん」内にある(株式会社)恐竜総研の福井駅前店舗 )(福井市中央1丁目10-1-1)
・サファイアコーポレーション株式会社  ECサイト

※1 株式会社恐竜総研
2021年12月に、(株式会社)福井新聞社の出資の元、同社社員と県立大学恐竜学研究所の教員によって発足したベンチャー企業。恐竜学研究所の研究成果を社会還元する窓口になるとともに、県内外の企業と恐竜学研究所の橋渡しとしての役割を担い、福井ブランドである恐竜をテーマにした地域振興に取り組んでいます。
恐竜総研ホームページはこちら 

※2 ティラノサウルスの下顎の血管神経系に関する論文
福井県立恐竜博物館の収蔵するティラノサウルスの下顎化石に対してCTスキャンを行い、化石内部に残された血管と神経の通り道を可視化することで、ティラノサウルスが生きていたころの神経網の複雑さを復元しました。この研究により、ティラノサウルスは口先に卓越した鋭敏さを持っていたことが明らかになりました。研究成果は、英国の国際学術誌「Historical Biology」に掲載されました。

(関連情報) 世界初!ティラノサウルスの顎先の構造を解析し高感度触覚センサーであることを解明しました(2021年8月24日)

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