特別企画講座「福井の風景づくりの過去・現在・未来」の第3回講座を開講しました


2019年2月12日 地域連携本部 , オープン・ユニバーシティ , お知らせ , 地域の方 , 企業・研究者の方 , 在学生の方

 本学地域連携本部では、子どもから大人まで、幅広い県民の学びを支える「公開講座」を開講しています。

 今年度後期の特別企画講座では、一般に景色・風景を意味する「ランドスケープ」について、福井の風景づくりの在り方や将来像などについて研究している「福井ランドスケープ研究会」の方々を講師に、福井の風景づくりの歴史や目的等を学び、福井の将来像を考える「福井の風景づくりの過去・現在・未来」(全3回)を開講していますが、2月9日(土曜日)にはその最終回、第3回講座「福井のランドスケープの夢(ミライ)」が開講され、一般県民のほか、造園・土木事業関係者、自治体職員など約50名が受講しました。

 過去2回は座学形式で開講し、福井のランドスケープの歴史背景や公園・庭園づくりの具体的な事例などを学んできましたが、最終回はランドスケープの専門家である本学進士学長がコーディネーターを務め、これまでの講師を交えて受講者参加型のディスカッション形式で開催。ランドスケープ研究会の方々からはこれからの福井の風景づくりについて、各々の専門分野からテーマを提示いただき、それを基に今後目指すべき福井の姿について意見を交わしました。

 第1回講座で講師を務められた樹木医の林氏(グリーンシア)からは、街路樹が町並みと人々にもたらす安らぎやCO2削減等の効果について話題が提供され、福井の街中に緑が少ない点が課題として示されました。会場からは、福井県民は緑があって当たり前という環境にあり、特別緑を増やそうという意識が薄いことや、実際管理をする側としては予算や手間が大きな問題になる等の意見が寄せられ、進士学長は「物事は一方からだけではなく、双方向から見ることが重要。管理の面もそうだが、緑を街中に入れる必要性を感じない地元の人々が納得できる街路樹の価値を提示する必要があるのではないか」と、広い視野を持つことの重要性について語りました。

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  【進行役を務める進士学長】    【医療施設での事例(土井氏)】      【街中の緑の重要性(林氏)】

 一方で、進士学長は「人々は日常の便利さを求めるが、便利さだけが価値であるという認識であれば、人は都市部へ行ってしまう。文化はその土地ならではのものであり、『福井らしさ』に価値を見出すことが大切」と、文明化が進む中で、文化の重要性を再認識することが大切であるとも述べていました。

 その他にも、今後検討が予定される県庁舎の移転について、第1回・第2回で講師を務められた山本氏(緑建設計)は、独自の視点から福井城址の活用策を提案。県民それぞれがこれからの福井のまちづくりについて意識を持つことが重要であると語り、受講者は熱心に耳を傾けていました。

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【中小河川と用水の事例(内藤氏)】  【将来の福井城址の姿(山本氏)】       【質問する受講者】

 この講座をもちまして、平成30年度の公開講座は全メニューを終了しました。今年度も多くの皆様に受講いただきましてありがとうございました。来年度前期の公開講座は、5月上旬頃にホームページ等で公開予定です。たくさんの受講のお申込みをお待ちしています。

 「福井の風景づくりの過去・現在・未来」
  第1回講座の様子はこちら

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