村上特命教授と大脇萬蔵商店との共同研究に関する成果発表

2021年9月10日 

フノリを利用した新たな文化財修復材料の開発・商品化に成功

本学生物資源学部の村上茂特命教授は、海藻「フノリ」に着目し、その効果を研究するとともに新たな活用方法について、福井市で100年以上フノリの製造販売を手掛ける大脇萬蔵商店と共同で進めています。 フノリは天然の文化財修復材料(主に文書、絵画、壁画用)として使用されていますが、規格が無く、仕様にばらつきがありました。フノリの文化財修復材料は有色のため、限りなく無色の修復材料が求められる海外では販売が難しいという課題ありましたが、薬品を使用しない無色透明なフノリの文化財修復材料の開発に取り組み、規格を定めることで、一定の基準を満たした新しい文化財修復材料の商品化に成功しました。既に、この修復材料は海外の有名美術館からも引き合いがあり、今後は国内外に販路を拡大していく予定です。

http://www.fpu.ac.jp/news/d154074.html

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