先端セミナー(2023/9/28)「昆虫の発生を調節する内分泌機構」~ショウジョウバエを用いた新規因子の探索と機能解析~(筑波大学 生存ダイナミクス研究センター 岡本直樹准教授)

【生物資源学先端セミナー】

演題:「昆虫の発生を調節する内分泌機構」
             ~ショウジョウバエを用いた新規因子の探索と機能解析~

演者: 岡本 直樹 准教授
    筑波大学 生存ダイナミクス研究センター
 
日時: 令和5年9月28日(木曜日)
    16:30~17:30
 
場所: 福井県立大学 永平寺キャンパス
    生物資源学部棟 1F会議室

要 旨:
 昆虫は地上のあらゆる自然環境に適応放散し、現在地球上で最も繁栄している動物群と言われている。その繁栄を支えてきた一因は、脱皮、変態などで特徴づけられる昆虫の独特な発生様式にあると考えられるが、興味深いことにその調節には哺乳類と共通する様々なホルモンが関わっている。本セミナーでは、分子遺伝学的解析に長けたモデル生物であるキイロショウジョウバエ(Drosophila melanogaster)を用いた研究を中心に、ホルモンによる組織間コミューニケーションを介した発生調節機構とその調節に関わる新規因子の探索や機能解析のアプローチを具体的な研究例をもとに紹介したい。 

参考文献:
1) Kosakamoto H., et al. Nat. Metab., 4, 944-959 (2022). 
2) Hun L.V. et al. PNAS, 119, e2202932119, (2022). 
3) Okamoto N. & Yamanaka N. Curr. Biol. 30, 359–366, (2020). 
4) Okamoto N. et al. Dev. Cell 47, 294–230, (2018). 
5) Okamoto N. & Nishimura T. Dev. Cell 35, 295–310, (2015). 
6) Okamoto N. et al. Genes Dev. 27, 87–97, (2013). 
7) Okamoto N. et al. PNAS, 109, 2406–2411, (2012). 
8) Okamoto N. et al. Dev. Cell 17, 885–891, (2009).

問い合わせ先:
担当教員 篠原 秀文(3520)

ポスターはこちらのリンクからも見られます。
https://drive.google.com/file/d/1wpq4sunqRRZE2LILJx1TYwKg44t5AhhO/view?usp=sharing

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