先端セミナー(2024/2/7)「森林から河川への硝酸イオン流出の規定要因とそのメカニズム~広域的・局地的側面からの解明~」(総合地球環境学研究所 牧野奏佳香先生)

【生物資源学先端セミナー】

演 題:「森林から河川への硝酸イオン流出の規定要因とそのメカニズム」
     ~広域的・局地的側面からの解明~
    
演 者: 総合地球環境学研究所 牧野 奏佳香 先生
     
日時: 2024 年 2 月 7 日 水曜日

時間: 16:30 ~ 17:30
 
場所: あわらキャンパス 教育棟および Zoom会議室
https://zoom.us/j/8277480676?pwd=RTVqMHZJRVZkTEVIbmQwR1F1cjNUZz09

― 要旨 ―
 森林は生物多様性保全や地球環境保全など様々な機能を持ちます。そのため、それらの機能を充分に発揮できるような森林環境を保持することが望まれます。
 森林の状態を知る手法として、森林内で循環する元素に着目することは有効です。窒素(N)は植物の生育にとって重要な元素ですが、森林では一般的に不足しています。一方、近隣都市からのN酸化物の排出や農地からのアンモニア揮散によってNが森林に多量に負荷されると、土壌の酸性化や生物多様性の低下を引き起こし、土壌から硝酸イオン(NO3-; 流出しやすい形態のN)が流出し始めます。
 しかし、森林からのNO3-流出が、全ての森林において大気からのN降下量によって規定されるとは限りません。
そこで私は、局地スケールとして富山平野中央に位置する呉羽丘陵と射水丘陵、広域スケールとして近畿地方、さらには日本全国を対象に、渓流水NO3-濃度を規定する要因とそのメカニズムを検討してきました。その結果、N降下量だけでなく降水量や積雪深、気温等の気候条件等もNO3-流出を規定していることが明らかになってきました。本講演では、日本全国を対象に検討した際のシチズンサイエンス(市民参加型採水プロジェクト)の取り組みもご紹介しつつ、これ
までに分かったことをお話させて頂きます。

教員・大学院生・学部学生のご来聴を歓迎いたします!

問い合わせ先:
福井県立大学 生物資源学部 創造農学科
担当教員 木元 久(kimoto@fpu.ac.jp)

ポスターはこちらのリンクからも見られます。
https://drive.google.com/file/d/1maksibXTD3vJzDWZLoFOrXWul-6leBYT/view?usp=sharing
 

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