先端セミナー(2026/3/3)「染色体異常と放射線被ばく」數藤 由美子 先生 「深層学習を利用した生物線量評価手法の開発と展開」石井 公太郎 先生

【生物資源学先端セミナー】

 日時:2026 年 3 月 3 日 (火曜日)
    16:30 ~ 
 場所: 生物資源学部棟 1階会議室


 「染色体異常と放射線被ばく」
 講師:數藤 由美子 先生

 (国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構
 放射線医学研究所 生物線量評価グループリーダー)

 電離放射線被ばく事故・事件における緊急被ばく医療では、患者の重症度に基づく振り分け 
 (トリアージ)と治療準備のために、被ばく線量の評価が必要です。
 当たった線量と生成された染色体構造異常の頻度との間に一定の線量効果関係があることを利用して、
 実際に生体が被ばくした線量の推定を行うことができます。
 このセミナーでは、ヒト末梢血リンパ球の染色体異常の検出方法・線量評価法や福島原発事故対応についてお話します。

 参考文献
 R Wilkins et al., Disaster Medicine and Public Health Preparedness 19:e251, 2025. doi: 
 10.1017/dmp.2025.10095 Y Suto et al., Health Physics 105(4):366–373, 2013. doi:
 10.1097/HP.0b013e3182995e42


 「深層学習を利用した生物線量評価手法の開発と展開」
 講師:石井 公太郎 先生
 (同グループ 主任研究員)

 二動原体染色体の出現頻度から被ばく線量を推定する二動原体染色体分析は、 
 生物線量評価におけるゴールドスタンダードとされています。
 従来、この分析では1,000細胞分の染色体画像を目視で判定する必要があり、
 解析には約80時間を要していました。
 しかし、量研機構で開発したAIモデルを用いることで、同じ1,000細胞分の画像をわずか
 10分程度で判定することが可能となりました。
 また、国内に設置されている高度被ばく医療支援センター間における、このAIモデルを活用した
 解析連携の取り組みについてもご紹介します。

 参考文献
 K Ishii et al., Cytologia 88(4):281–282, 2023. doi: 10.1508/cytologia.88.281
 K Ishii et al., Int. J. Radiat. Biol. 1–6, 2025. doi: 10.1080/09553002.2025.2531908


 今回の先端セミナーは、ヒトの染色体異常についてです。
 放射線医学研究所の數藤先生と石井先生にご講演いただきます。
 どんな質問もお気軽にお寄せください。
 皆様のご来場をお待ちしております。

 連絡先
 福井県立大学 生物資源学部 生物資源学科
 TEL(0776)61-6000(代)
 風間 裕介(内線3618)
 ポスターはこちらのリンクからも見られます。
 https://drive.google.com/file/d/1ta-C7qzEU_YoFSZEvpiB7D7XpYYa_ouu/view?usp=drive_link

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