教育について

海洋生物学部がめざす教育

2011年3月11日の東日本大震災とそれに続く原発事故は、我が国の存立基盤がいかに脆弱なものであるかを白日のもとに晒しました。特に、水産海洋関係の産業の再生は大変厳しい状況下に置かれています。今後の日本、そして世界人類の存続には、健全な自然環境の維持と安全な農水産物の供給が必要不可欠であると考えます。福井県立大学海洋生物資源学部は、海洋生物資源の持続的な利用のために、海洋生物資源にかかわるすべての分野で先進的な教育と研究を展開しており、これらの問題解決に取り組むことのできる人材の育成を目指しています。
そのために、

  1. 幅広い視点と自らの社会的役割を理解して行動できる能力
  2. 専門基礎能力とさらに進んだ専門知識と応用能力および、自主的な学習継続能力
  3. 情報収集と問題解決のための計画立案、およびコミュニケーションをとって計画を実行する能力

の習得に力を入れています。

教育の進めかた

教育の内容

1年次生は福井キャンパスで一般教養科目と専門教育基礎科目を学習し、2年次生からは小浜キャンパス・かつみキャンパスで実験、実習、調査を多く取り入れた専門教育科目を履修します。4年次生になるといずれかの研究室に分属して高度の専門教育を受けるとともに卒業論文研究を行います。

きめ細かい少人数教育

海洋生物資源学科では1学年50名に対して18名の教員が、先端増養殖科学科は30名に12名の教員が教育にあたります。きめ細かい少人数教育を受けることができます。各学年には担任・副担任に加えて履修指導アドバイザーを配置し、卒業までの履修・単位取得をサポートしています。

取得できる資格

海洋生物資源学部では、カリキュラムを通じて以下の資格が取得できます。

  • 高等学校教諭一種免許状(理科、水産)
  • 修習技術者(海洋生物資源学科はJABEE認定学科です)
  • 食品衛生管理者及び食品衛生監視員(資格要件)