研究について

海洋生物資源学部の研究

海洋生物資源学部では、5つの研究領域において多数の特色ある研究を行っています。

研究領域で行われる主なテーマ

海洋生態環境学領域: 増養殖場の水域環境
沿岸の藻場造成 など
沿岸生態系における微生物の生理・生態
海洋生物培養学領域: 魚介類の増養殖・育成・病理・免疫機構・生物多様性 など
水圏生物学領域: 藻類の生理・細胞学
微細藻類の進化系統
海洋生物資源利用学領域: 魚介類の鮮度保持
魚肉タンパク質の特性解析と利用
クラゲ体成分の有効利用
魚介類発酵食品の健康機能性 など
海洋社会科学領域: 水産物流通システム
持続的に資源を利用するための漁業管理など

国際交流

福井県立大学では、国際化に力を入れています。昨年から学術教養センターが中心となって始めた短期留学制度では、学内選考を経て、ハワイやオーストラリア、イギリスなどに派遣されます。
一方、海洋生物資源学部では、環日本海学術交流の一環として、平成7年(1995)より、海洋生物資源の有効利用と保全に関する国際シンポジウムの開催を継続しています。小浜キャンパスでは第3回シンポジウム(1997年11月)および第8回シンポジウム(2003年10月)に引き続いて、2012年に第14回シンポジウムを開催します。また、平成7年(1995)より、韓国国立全南大学校などと研究者や学生・院生の相互派遣を行い、共同研究を進めています。

共同研究

海洋生物資源学部には、付属施設として最新の研究設備を備えた海洋生物資源臨海研究センターがあり、開かれた大学として水産試験場や栽培漁業センターおよび各種企業との共同研究を展開しています。これまで地域特産の魚類養殖であるトラフグに関わる病気や三方五湖の環境保全のための生態系の解明、地域の特産水産加工品の健康増進機能やおいしさの研究など、数々の成果を上げています。
img05臨海研究センターのHP