看護福祉学部

学部長挨拶

米田学部長

看護福祉学部長/博士(医学)
米田 誠 (よねだ まこと)

医療・保健・社会福祉を担う人材育成

 少子高齢化などの急激な社会構造の変化の中で、人々が単に病気でないというだけでなく、「人としての生きがいを持った幸せな一生を送ること」(Well‐being[健幸])が大切とされています。そのためには、個々のニーズに合った疾病・予防医療・健康維持から社会福祉による支援が必要です。本学部では、看護学科と社会福祉学科からなる特徴を活かし、両学科が専門分野を超えてお互いに協力して知識 ・技能の修得や創造性の育成にあたっています。これにより、看護と社会福祉を担う人材を育成しています。
 

看護福祉学部の特長

学部説明図


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<特集Ⅰ>福井県大で、広がる。 学生×社会

五十嵐さん   千京さん

(左)五十嵐 美香 さん (看護学科、福井県立金津高等学校 出身)

(右)千京 千尋 さん  (看護学科2012年度卒、勤務先:福井県立丸岡高等学校 養護教諭 )

社会に出てわかる知識、経験、資格の力

看護の授業で学んだ知識や実習体験が養護教諭の仕事に活きている

千京
五十嵐さんも養護教諭志望だとお聞きしたんですが、それはいつ頃からですか。

五十嵐
中学時代です。身内で不幸があったとき、保健室の養護の先生が声をかけてくださって、いろいろ話を聞いていただきました。いつもにこやかで明るくて、その先生のおかげで学校が楽しかったです。
千京
私は子どもが好きなので、教員になりたかったんですけど、看護にも興味がありました。県大の看護学科は看護師だけでなく、保健師と養護教諭の免許も取れると知って県大にしようと決めました。

五十嵐
私も同じです。看護と養護教諭、どちらの免許も取れるし、看護の知識が養護教諭の仕事に役立つとも思いました。

千京
その通りです。生徒がけがをしたり病気になったりしたとき、どういう状態か判断して、必要な処置をしてあげられるのは看護師の資格を持っているからです。

五十嵐
やっぱりそうですよね。ただ、どちらの勉強も手を抜かず頑張ろうと思うとかなり大変です。千京さんが学生のとき大変だと感じたことは何ですか。

千京
やっぱり看護実習ですね。患者さんを担当するので責任がありますし、病院という限られた環境の中で、その人らしく過ごしながら治療を受けていただくにはどうしたらいいのかを深く考えました。五十嵐さんは、実習はまだですよね。

五十嵐
はい。1、2年では、実習準備のための授業と基礎実習を受けてきました。授業ではグループワークが多く、友達とロールプレイすることで、自分一人では気づかなかったことがわかるようになりました。基礎実習では、目の前で苦しんでいる患者さんに対して何もできないところから始まったのですが、先生や友達がアドバイスをくれたおかげで何とか頑張れました。

千京
本番の実習では、その日の反省や看護の課題などを話し合うカンファレンスがあります。グループで行うので、学校で実践したグループワークがとても役に立ちました。このカンファレンスを経験したことで、自分の意見をわかりやすく伝えると同時に、他の人の意見も受け止めて、グループで最善の方法を見つけ出すこともできるようになりました。看護師も教員もチームで働くので、コミュニケーション力がとても大事です。それを学生時代に身につけることができてよかったと思っています。

対談風景1
 

資格取得を大学がサポート自分の未来をイメージしてみよう!

五十嵐
千京さんは看護師の仕事を経験されてから養護教諭になられたのですね。

千京
看護をもう少し学びたい気持ちがあったので、看護師をやってみようと思いました。だけど、病院は一人の子どもと関われる期間が短いので、子どもが成長していく姿を見ることができる養護教諭になろうと決心しました。やっぱり両方の資格があるといいですよ。五十嵐さんは看護師や教職の試験準備を既にやっていますか。

五十嵐
看護師資格の方は、1年生のときから理解度チェックがあり、先輩の話を聞く機会もありました。教職も、勉強を始める時期や必要なことを先生から教えていただいています。県大の先生は身近な感じで話しやすく、質問にも丁寧に答えてくださいます。看護と教職の両方を勉強するのは大変だと思ってましたが、千京さんのお話を聞いて、看護師と養護教諭の仕事はつながっていると感じ、楽しく勉強できそうです。

千京
どんな先生になりたいですか。

五十嵐
中学時代の保健室の先生のように、どんな子も優しく受け入れられる先生です。生徒は何か理由がないと保健室に来ないですよね。悩みを一緒に考えられるようになりたいと思います。

千京
なりたい自分、社会で活躍する自分を想像してみるのはとても大事なことです。毎日高校生の姿を見ると、大学卒業後の先の将来を考えて勉強してほしいなと思っています。
 
対談風景2

 
 

<特集Ⅱ>福井県大で、出会う。 学生×教員

畑中さん   山口准教授

(左)畑中 綾乃 さん   (社会福祉学科、石川県立飯田高等学校 出身)

(右)山口 理恵子 准教授 (社会福祉学科、担当科目:権利擁護と民法総則)

ソーシャルワークの知識や技術を丁寧に学ぶ

学生と教員の距離が近い日本一小さい社会福祉学科

畑中
私が社会福祉学科に入ろうと思ったのは、子どものときから人と話すのが苦手で、その中で話を聞いてくれる人がいることの大きさを知ったからです。このように何かに困っている子どもの話を聞ける人になれたら、という気持ちから福祉や心理に関心を持つようになりました。
県大の社会福祉学科は日本一小さい社会福祉学科だと聞いていましたが、「日本一小さい」という点が可能性を秘めている感じがして私は好きですね。人数が30人と少ないため、授業のグループワークではいろいろな性格の友達と接することができますし。また、少人数の授業が多いので、先生と関わる機会が多いと感じています。

山口
「日本一小さい社会福祉学科」は当学科のアピールポイントだと思っています。人数が少ないからこそ私たち教員もきめ細かく指導でき、一人ひとりに目が届くので、何か困っている学生がいれば気づくことができます。

畑中
少人数の授業では、自分で考えて話すことが多く、対人援助の授業で、聞く姿勢と話す姿勢を学んだときは、授業を受けながら私自身が苦手だった会話を練習できたので驚きました。意識しながら繰り返し話すことで、コミュニケーション力が身についた気がしますね。

ゼミ風景
 

社会福祉の基本から試験対策まできめ細かい指導を実施

畑中
私は2年生のゼミで福井刑務所を訪れ、罪を犯した人の支援に関する福祉に関心を持ちました。これをきっかけに、保護観察官を目指そうと思い、権利擁護を専門とされている山口先生のゼミを選びました。

山口
私の授業では、相談援助と法の関わりを学んでいただいています。
成年後見制度を例に説明すると、例えば、認知症の高齢者や知的障害のある方は、契約について理解できず悪徳商法の被害にあうことがあります。そのようなことを防ぐために、本人に代わって契約を行う後見人を設定し、本人を護る制度が成年後見制度です。でも、この制度を使い過ぎると本人の力を奪うことにもなるので、制度をどう使うかも学んでもらっています。
ソーシャルワークには知識や技術が必要ですが、その根っこにある価値の部分が大事です。学生の皆さんには、社会福祉の対象が違っても、そもそも誰のため、何のための制度なのか、そして本人の意思を大事にしていただきたいと思います。
また、社会福祉の現場にもさまざまな情報が入ってきますが、法律や制度の目的など基本を身につけ、自分はどうあるべきかを考えられるようになれば、そのような情報に躍らされることはないと思っています。

畑中
授業や実習では、法律や制度の知識だけでなく、見えない部分にその人の本当の気持ちがあり、人や物事の一面だけを見ていてはいけないことを学びました。
私が目指している保護観察官は、罪を犯した人や非行のある子どもを支援する仕事なので、その人が生きてきた背景など見えない部分も見ようとする気持ちを大事に持ち続けたいと思います。

山口
畑中さんも4年生になりますが、社会福祉学科では、社会福祉士などの資格取得のために国家試験対策講座を実施しています。地域の人にも開放しており、受講案内などの作業は国家試験支援委員の学生にやってもらっています。学生自身が取り組むことで自主性が高まり、合格率も全国上位を保っています。

畑中
試験のサポートなど、県大では丁寧に対応してもらえるので、高校生の皆さんにも知ってもらいたいですね。

対談風景
 

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