第24回福井県立大学つぐみ賞授与式を行いました
学術研究活動や課外活動等で活躍した学生を表彰する「つぐみ賞」授与式を行いました。
アトリウム入口に掲示もしています。
第24回つぐみ賞受賞者
Eldrin DLR Arguelles(エルドリン デ ロス レイエス アルグェレス) さん
< 生物資源学研究科 海洋生物資源学専攻 博士後期課程2年 >
2023年11月10日に 国際分類学連合 (体系学と分類学の研究を促進するために1937年に設立された英国を拠点とする慈善団体)が開催した若手対象のオンラインイベントYoung Systematists’Forum 2023において、5分間のプレゼンテーションを行うフラッシュトークの部で23名の発表者のうち1位を獲得。 イベントには49の国と地域から180名以上が参加しました。
演題は「ミズワタクチビルケイソウ大増殖を理解する:DNAメタバーコード解析による共生細菌多様性とその潜在的脅威に関する考察」で、本邦の河川で分布を拡大している外来種ミズワタクチビルケイソウについて、その増殖に細菌が関与している事を研究しました。
矢倉 卓磨 さん < 生物資源学研究科 海洋生物資源学専攻 博士前期課程2年 >
2023年12月9日に三重大学で開催された、令和5年度日本水産学会中部支部大会において優秀発表賞を受賞しました。
発表タイトルは「転写因子Spi-CはMetaphocyteに特異的に発現する」。
遺伝子発現を調節する転写因子Spi-Cは脾臓で強く発現する軟骨魚類、両生類、哺乳類とは異なり、ゼブラフィッシュなどの真骨魚類では鰓の抗原取り込み細胞であるMetaphocyteに特異的に発現することを明らかにしました。この結果は、鰓における真骨魚類独自の免疫活性化機構の存在を示すものであり、魚類の浸漬ワクチンの作用機序解明の一助となることが期待されます。
北出 真子 さん < 生物資源学研究科 海洋生物資源学専攻 博士前期課程1年 >
2023年9月21、22日に大阪公立大学で開催された第44回日本食品微生物学会学術総会において、口頭発表で優秀発表賞を受賞しました。
発表タイトルは「Campylobacter jejuniのアメーバ細胞内の生存について」。
カンピロバクターはヒトの食中毒の原因菌として知られておりニワトリ腸管に住み着く細菌ですが、環境中ではどのように生活をしているのかわかっていません。この研究では、土壌や水圏に生息する細菌捕食性アメーバがカンピロバクターの環境宿主として働くのか検討を行いました。実験の結果カンピロバクターは短時間ではありますが、アメーバ細胞内で生存することが明らかとなったため、環境宿主としての役割を果たす可能性が示されました。
北出さんは、2023年12月に健康安全基盤研究所で開催された第16回日本カンピロバクター研究会総会における口頭発表でも優秀発表賞を受賞しています。
( 左から 下畑隆明 先生、北出 真子さん )
小浜キャンパス 集合写真
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