ヒトにおける海藻「アカモク」の健康増進効果が判明 ~鷹巣中学校の生徒と共同で発表をしました~
2021年10月20日
福井県立大学では、自治体・企業等、地域の様々なセクターと連携して研究活動に取り組んでいます。
本学生物資源学部の村上茂特命教授は、福井で邪魔者として駆除・廃棄されている海藻の「アカモク」に注目し、その活用を進めています。これまでに、培養細胞や動物モデルを用い、アカモクの肥満や糖尿病などの生活習慣病予防効果を明らかにし、成果は論文投稿(Nutrients, 2021)や記者発表(2020年1月)にて公表してきましたが、ヒトへの健康増進効果については検証されていませんでした。
そこで、福井市鷹巣中学校と共同で、地元で採れるアカモクの調査やヒトでの健康効果の解明を通して食育活動を進め、アカモクのヒトへの健康増進効果を確認することが出来たため、10月19日(火曜日)に記者発表を行いました。
当日は、村上茂特命教授が研究全体や今後の展望、 鷹巣中学校の生徒14名が、実際に行った検証(鷹巣小中の生徒や保護者がアカモクを摂取し、摂取前後の尿検査を比較により、塩分吸収を抑制された結果等)を発表しました。
なお、本研究は、NPO法人・世界健康フロンティア研究会の「モナリザ賞」を受賞しており、本年12月に開催される世界健康フォーラム(ユネスコ、厚生労働省後援)にて、生徒が成果を発表する予定です。
村上茂特命教授と鷹巣中学校生徒の発表の様子
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