(学生の活動)「SMAPインターゼミナール・コンテスト」通称ゼミコン
福井県立大学の学生が、日々の学習や部活動など、日ごろ体験したこと、感じたことを語ります。
「SMAPインターゼミナール・コンテスト」通称ゼミコン
経済学部経済学科3年 山下魁生
「SMAPインターゼミナール・コンテスト」通称ゼミコンは、3学年の経済学部のゼミから3人から6人のチームで学生自らが経済に関する問題や課題を発見し、自分達が考えた施策や提案、実験結果についてプレゼンテーションを行います。2022年12月25日に開催されたゼミコンで18回目となり、7つのゼミから学生66人が参加し、14チームに分かれ、さらにそこから2つの教室に分かれ発表しました。
ゼミコンでは学生が主体となって司会・進行をし、質問や採点なども学生のみで行い、先生はあくまでサポートにまわります。採点の結果1教室ごとに1グループ、最優秀賞等が授与される他特別審査員による個人賞が授与されます。
数名のチームを組んで研究発表中
研究成果を熱心に聞く経済学部生
僕たちのグループは5人で、後期の授業が始まる少し前にテーマ決めを始め、約一ヶ月後に「日本のキャッシュレス決済の未来」をテーマに決めました。テ-マを決めるまでは各々の好きな分野・興味のある事について、経済に関することやそうでないものも含めいくつか提案し、さらにそこから2つに絞って、各自で軽く調べ、より中身のありそうな方、資料が沢山ある方を選びました。
研究を進めるにつれ、自分が知らないことがだんだん出てきたり、逆にありふれた結論や課題が多く見受けられ、その中で自分達独自の意見や考えをまとめるのが難しくもあり、面白い部分でもありました。特に自分達の場合は12月上旬で枠組みは完成し、後は細かいパワーポイントの修正などで済むと考えていましたが、先生や仲間達と話し合い「もっと濃い発表にしたい」「みんなが知らない情報が欲しい」となり、それまでに作成していたパワーポイントの大部分を削除し、新たな分野について調べ直すという大転換が起こりました。
締め切りの時期が迫るとみんなで放課後まで残ったり、1日中学校内で作業したりすることも多く、結局締め切りギリギリまで作業しました。締め切りが過ぎた後も読み合わせの練習を先生の部屋で夜中までしていました。最優秀賞は取れなかったのですが、みんなでやり遂げられたことの充実感や達成感は大きく、終わった後も反省会や他のグループの感想を言い合うなどしていました。
最優秀賞の他にも個人賞もいくつか存在し、その中で私はベストコメンテーター賞を授与されました。ベストコメンテーター賞は発表に対しての質問が良かった人に贈られる賞です。私は司会進行も務めていたので、先陣を切って質問し、場を盛り上げようと考えていました。そのなかでも、相手のプレゼンの理解が自分だけでなく、他の参加者にもより深まるように心がけました。その結果この賞がもらえたのではないかと考えています。
優れた研究発表をしたチームの表彰の様子
今年も開催されるであろうゼミコンに経済学部生の方は是非参加し、経済学部以外の学生や保護者の方はどうぞ参観においでください。
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